ドラゴンクエスト
読めばほとんどストーリーその他が分かってしまうので未プレイの人は注意!
会話発生条件が正確でなかったり、抜けている会話が相当数あるはずです。メールフォームから情報を送ってくれると非常に助かります。
「ぼやぼやしちゃ いられないわ。
あいつはどこ? ドルマゲスは!
早く 探しに行きましょう!
「リーザス村の周辺よりも この辺りの方が 魔物は弱いのね。
これって 発見だわ。
「なになに!?
なんで こっちの大陸に 戻ってきてるのよ?
もうーっ。
ドルマゲスを 追うんでしょ?
すぐに南の大陸に戻るわよっ!
「……ねえ 約束してくれる?
ドルマゲスを見つけたら 私ひとりで 戦わせてくれるって。
→はい
「ありがとう……。
優しいね ○○は。
でも 私がピンチの時は ちゃーんと 助けに来てね。
これも約束。ねっ。
→いいえ
「わかってるわ。
あいつは 並の悪党じゃない。
私ひとりじゃ 勝てるはずないわ。
……でも それでも。
私は あいつを…… ドルマゲスを この手で倒したい。
…………。
「とにかく 修道院に行きましょ。
あのククールって奴に 指輪を つき返してやらなきゃ!
「ドルマゲスらしき道化師は 今 オディロ院長の部屋にいるらしいわ。
……放っておくわけには いかない。
ククールの話だと 土手を左に進んだ 廃墟から 院長の部屋へ通じる抜け道が あるらしいの。
そこで 騎士団員の指輪を使えば 廃墟の入り口が開くって ククールは 言ってたわ。
急ぎましょう。
……もう 誰も死なせたくないの。
「ドルマゲスは たぶん オディロ院長の所よ!
急ぎましょう!! 修道院へ!
「まだまだ この大陸は広い。
まだ ドルマゲスも どこかに いるはずだわ。
……ねえ ○○。
あいつは 私ひとりの カタキじゃないわ。
ドルマゲスに殺された人 みんな……
みんなに代わって 私たちで。
○○と 私たちとで あいつを倒そう。ね。
「このドレス 似合ってる?
こつこつ おこづかいを貯めて こっそり買ったのよ。
ずっと 動きやすい服が 欲しかったんだけど お母さんが 買ってくれなかったの。
あなたは アルバート家の 大事な娘なのだから はしたない格好はいけません って。
ほんっと わかってないんだから!
「今日は めずらしく ククールも トロデ王も あんまり しゃべらないわね。
静かでいいけど ちょっと ひょうし抜け しちゃうわ。
ゼシカ
「……勘 なんだけど。
ちょっとした 女の勘。
トロデ王
「む? いきなり 何の話をしておるのじゃ?
ゼシカ
「あれだけ 尽くすっていうのは ただの働き者ってだけじゃ ないわよね。うん! 絶対そう!
トロデ王
「だから さっきから 何の話をしておるのじゃ!?
ゼシカ
「もう! うるさいわね!
王様は だまっててよ!!
トロデ王
「……理不尽じゃ。
「ねえ ○○。このごろ ずいぶん月が 大きく見えない?
満月が近いせいかな?
そういえば まあるいお月様は みんなの願いをかなえてくれるって話 子供の頃 聞いたことある。
ただの 昔話だろうけどね。
「トロデ王が いきなり スネちゃうんで ビックリしたわ。
普段は 明るく 振舞ってるけど やっぱり あんな姿になっちゃって ストレスがたまってたのね。
その 何とかいう町に 行くことで 少しでも トロデ王の気分が晴れれば いいんだけど……。
「……………………………………。
ねえ……早く他の所に行かない?
私 いやな予感がするの。
「ほら。モリーが呼んでるわよ。
呼んでるんだから 行きなさいよ。
私は 行きたくないけど。
「モリーさんのメモか……。
よくわからないけど とにかく メモを見れば わかるってことね?
「いつも後ろから きこえる 馬車の音が きこえないと さびしいわね。
何か 物足りない感じがするわ。
「パルミドで 姫様がさらわれた時は どうなることかと思ったけど 今度こそ 本当に助け出せるのね。
ドルマゲスの情報を求めて やってきたはずなのに 思いがけない事件に 巻き込まれちゃったもんだわ。
「やっぱり こうして 外を歩いてる時に 後ろから 馬車の音がきこえると 安心するわね。
「結局 この大陸には もう ドルマゲスはいないのね……。あいつ ちょっとは じっとしてなさいよ!
……って ○○に怒っても しょうがないよね。ゴメン。
「パルミドの情報屋の話だと この大陸の 西のほうに なんだか すごいのが あるんだよね?
ね このへんで 聞いてみようよ。
なにか知ってる人が いるかも。
「もう ずいぶん歩いたよね?
ほんとうに 方角 こっちで合ってるのかしら…?
こんな所で迷っちゃったら ちょっと怖いな……。
どこか 泊まれる所 ないかなあ?
「よかった! じつは私 足が疲れて クタクタだったのよ。
今日は ここで休みましょう!
「やっぱり 気になるわね。
山小屋の 崖の下に見えた あの 不審な形の岩。
私 行ってみたいわ。
ねえ○○ いいでしょ?
あの変な岩の所まで 見に行こうよ!
「パルミドの情報屋のおじさん どうして あんな離れた場所のこと 知ってたのかしら?
すごいけど なんか不気味ね。
さすがパルミド!って感じだわ。
「あのね ○○。
今は トロデーン城で荒野の船の事を 調べるのが 先決だと思うわ。
寄り道もいいけど 絶対に トロデーン城のこと 忘れないでね。
「わかってるのは 私たちが 探してるものが 月影のハープって 名前の楽器だってことだけ。
世界は広いのに 手がかりは それだけしかないわ。
……ちょっと 気が遠くなるわね。
「ここの 山小屋の人たち 崖くずれの時は 大変だったでしょうね。
お客さん 誰も来なかったんじゃない?
「ちょっと! どこ行くのよ!?
盗賊は アスカンタ城の地下の 抜け穴のむこうにいるのよ?
急いで 後を追わないと どこか遠くに 逃げちゃうかも しれないじゃないの! もうっ!!
「ここまでして 手に入れたいほど 月影のハープって すごい物なのね。
……さあ 行こう。
盗賊をひっぱたいて 月影のハープを取り戻しましょう!
「ずいぶん苦労したけど ……やったね。月影のハープ。
とうとう 手に入ったね。
これで ようやく 私たちも 自分の船を 手に入れられるのね。
イシュマウリを 信じればだけど。
さっ トロデーンに戻りましょ。
もう一度 月影の窓を通って あの不思議な世界に 行かなくちゃ。
「もしかして ○○ どこに行けばいいのか 迷ってるの?
→はい
「まったく 頼りないリーダーね。
こんな人についてって 大丈夫かしら?
私 不安になってきたわ。
→いいえ
「それじゃあ その目的地へ さっさと 向かいましょうよ!
「やっぱり ないね。
船も海も なくなってる。
まるで 最初っから無かったみたいに。
あの人……イシュマウリって 何者だったのかな?
「リーザス像も すごく立派な像だって思ってたけど 聖地の女神像は……すさまじいわね。
ここからでも あんなに大きく 見えるってことは いったい どれくらいの大きさなの?
「そういえば この聖地ゴルドは 世界地図の ちょうど中心になるのね。
あの女神像を 作った人 そこまで知ってたのかしら。
……まさかね?
「ほら のんびり歩いてないで!
この島に ドルマゲスがいるかいないか。
ダッシュで探すわよ!
とにかく 早く奴を見つけなきゃ。
もう逃がさないわ。ドルマゲス……!
「教会って 不思議ね。
なんとなく……いるだけで 心が静かになる。落ち着くの。
しばらくの間 ドルマゲスのこと サーベルト兄さんのこと 忘れられた。
でも 静かな時間はもう終わり。
あいつは ここにはいなかった。
もう サヴェッラ大聖堂には用はない。
行きましょう。
「これまでの 経験からいって 人のいないところに ドルマゲスが かくれてるなんて ありえないわ。
ヤツの足取りを 追うなら 町で聞き込みをするのが いちばんよ。
「先回りして ドルマゲスを 待ち伏せする方法は ないのかしら?
ただ やみくもに 追いかけ回すだけじゃ 永久に ドルマゲスと 戦えない気がするわ。
「多少 不便かもしれないけど こういう自然に囲まれて 暮らせば 家族のきずなも 深まるものよ。
「小さかったころ 兄さんとふたりで 森の中を 探検したことがあってね。
あのころは ただ森の中を 歩くだけでもドキドキわくわくの 大冒険だったような気がするの。
今は そんなことないけどね。
「ミーティア姫が あんな美人な お姫様だったなんて ショックだわ!
でも スタイルでなら ミーティア姫に 勝つ自信があるわ。
私の胸は 最強なんだから!
「サーベルト兄さんを 殺すほど強い あのドルマゲスが 追っ手に追われて 逃げるなんて妙ね。
「ドルマゲスが ここに来たのは この島の どこかに 殺しのターゲットが いるからかしら?
今までの展開から 考えると じゅうぶん ありえると思うわ。
急いで ヤツを探しましょう!
「あーあ 思っていても けっして くちにしては ならないことを あの兵士は もろに言ったわね。
って! ちがうの。ちがうのよ!
トロデ王のことを バケモノだと 私が思ってるわけじゃないからね。
くれぐれも 誤解しないでよ。
「もしドルマゲスが ここに 来ていたら 関所の兵士たちは 生きていないと思うの。
だから ドルマゲスは ここには 来ていないと思うわ。
ゼシカ
「短い間だけど よろしくね!
チャゴス王子。
チャゴス
「うむ。しっかり 護衛してくれ。
ゼシカ
「戦いは 私たちにまかせて。
王子には ケガとかされたくないから。
チャゴス
「ふん バカにするな。
ぼくだって戦えるんだぞ!
「こうしている間にも ドルマゲスは 闇の遺跡から 出ていってしまうかもしれない……。
そうなる前に なんとしても 魔法の鏡を手に入れないとね。
だから今は 急いで儀式をすませないと。
「王家の山にいる トカゲを倒すのが 儀式の目的なんでしょう?
だったら 楽勝じゃないの。
はやいとこ 王家の山へ行って 儀式をすませてきましょう。
ゼシカ
「いくら 魔法の鏡のためとはいえ 不正行為の 手助けをしてるみたいで どうも 気が乗らないわね。
やっぱり 王家の伝統的な 儀式なんだから 自分のちからで やりとげるべきなんじゃ……。
チャゴス
「ふん! イヤならいいんだぞ。
ぼくだってな 別にやりたくて やってるわけじゃないんだからな。
ゼシカ
「王子は 生まれてすぐに ミーティア姫と 結婚するように 決められて 抵抗はなかったの?
チャゴス
「そりゃあ 幼いころは 疑問に思ったことはあるが むしろ ありがたいと思ったね。 労せずして 美人と名高い ミーティア姫と 結婚できるんだからな。
ククール
「でも 会ったことねえんだろ?
もし ミーティア姫が どうしようもない ブスだったら どうすんだよ。
チャゴス
「貴様! 平民のぶんざいで よくも ぼくの婚約者を 侮辱したな!
今すぐ 謝罪しろ!
ゼシカ
「もったいないかもしれないけど アルゴンハートを削って 指輪の石にすれば ステキな指輪ができるかもね。
チャゴス
「ふふ かしこいじゃないか。
儀式が終われば アルゴンハートは 結婚指輪の石として 加工されるのだ。
王者の儀式とは 結婚相手に贈る 指輪の石を取るための行事でもあるのだ。
「そうだわ! 城の学者が 言っていた 魔法の鏡に くわしい人って あの人のことじゃ……。
ほらほら ふしぎな泉の そばにいた あの老人よ。
「はやく 闇の遺跡の結界を破って ドルマゲスを倒さないと 犠牲者が 増えるばかりだわ。
「ここの森って サザンビークの西に位置してるでしょ?
ということは 泉で出会った おじいさんが 魔法の鏡について くわしい人かもよ!?
「あと もう ひとがんばりで 闇の遺跡に入れるのね。
ああ はやくドルマゲスを この手で 叩きのめしたいわ。
ゼシカ
「もしもよ もしも太陽の鏡で 結界が破れなかったら どうしよう……。
ククール
「そんときゃ 闇の遺跡の入り口で 待ってりゃいいんじゃねえの?
ドルマゲスも いつかは出てくるだろ。
ヤンガス
「あっ だったら最初から 遺跡の入り口で 見張ってた方が ラクチンだったでがすね!
トロデ王
「このバカチンがっ!
こうしている間にも トロデーンの民は ヤツの呪いで 苦しんでおるのだぞ。
だから どんな苦労をしてでも 一刻も早く ドルマゲスを滅ぼすのが わしらの使命なんじゃよ。
「やっぱり 無事に結界を 破るのを この目で見るまでは 安心できないわね。
心のどこかで もしダメだったら どうしようっていう 不安が あるから。
ゼシカ
「前に トロデ王に聞いたんだけど ○○って トロデーン城の 近衛兵なんだってね。
ククール
「城の兵士とは 聞いていたが 近衛兵か……見かけによらず ○○は エリートだったんだな。
ヤンガス
「見かけによらずとは 失礼な。
兄貴を そこいらの ザコ兵士と 一緒にしてほしくねえでげす。
まあ 近衛兵という 輝かしい 肩書きも おっさんの従者をしていることで すすけちまってるんでがすがね。
トロデ王
「むほっ なんか言ったか!?
「長かった カタキ討ちの旅も もうじき 終わるのね……。
ドルマゲスの死で 旅が終わるのか それとも 私たちの死で 旅が終わるのかは 分からないけれど。
「私が あの杖の邪悪な精神に 操られたのは ドルマゲスを憎む心が 強かったせいかもしれない……。
暗黒神は 人の持つ負の心に とりついて 杖に触れた者を操るんだわ。
きっと ドルマゲスも 心の闇を抱えていて そこを 暗黒神につけ込まれたのね。
「こんな所に来て 私に 気を使ってるつもり?
それより 今は あの 黒犬のレオパルドが 気になるわ。
先を急ぐとしましょ? ね?
「……ハッ!
ううっ。あまりの寒さに 意識が もうろうとしてたみたい。
こんなことじゃダメだわ。
絶対に あの杖は 私の手で壊すって 決意したばかりなのに!
「メディおばあさんから 預かった袋 いったい 何が入ってるのかしらね?
勝手に 開けるわけにもいかないけど……。
とにかく お世話になったんだから ちゃんと グラットって人を見つけて 袋を渡さなくちゃね!
「まったく! グラッドって人が 町の中で 見つからないなんて 予想外だったわ。
まだ 会ったこともない人だけど こんなに苦労させられると ちょっと 憎らしく思えてくるわね。
「さっき オオカミの群れを 引き上げさせた声……。
私 あの声を聞いたことがあるわ。
いつ聞いたのかは ボンヤリしてて 思い出せないけど たしかに 聞き覚えがあるのよ!
情報提供者:匿名
また トーポ君の活躍に 助けられちゃったわね。
かわいくて 頭が良くて その上 私たちを助けてくれるなんて 本当に 出来すぎたネズミだわ。
「後から来るって 言ってたけど グラッドさんは 大丈夫なのかしら?
まだ 調子が悪そうに見えたんだけど……。
情報提供者:匿名
「この遺跡に張られた結界は 邪悪な存在を 近づけないためのものね。
しかも ものすごい強力だわ。
これって リブルアーチで ハワードとかいう人が 作った結界と 同じ種類のものじゃないかしら?」
「ねえ ○○。
もう この辺りに 用はないんだし どこか 他の場所へ 行きましょうよ。
「急がなくっちゃ……。
残る賢者は あと ひとりよ。
せめて 最後の賢者が誰なのかが わかれば 黒犬の行く先も わかるんだけど……。
「暗黒神が いたんだから 神鳥レティスだって きっと どこかにいるはずよ。
黒犬の行方が 気になるのは 私も同じ。でも 神鳥レティスに 会うほうが先決だわ。
回り道だって 思うかも しれないけど……。
仕方ないわ。探しましょう。
「岩壁に ぶつかるって思った瞬間 岩を 通り抜けちゃうんだもの そりゃ おどろいたわ。
この島に入るための道は 光の海図が 指し示してくれなきゃ 絶対 わからなかったでしょうね。
「この島も 歩いてみると けっこう 広いわね。
レティスの影は どこに いるのかしら?
いくら 大きいっていっても 影なんて 遠くからじゃ わからないから 見つけるのは ひと苦労だわ。
「あの影を追っていくと 異世界に 迷い込むって話だったわね。
……もし 本当だとしたら 異世界って どんな所なのかしら?
すっごく 興味あるわ。
「とにかく 来ちゃった以上 この世界の様子を 調べてみましょうよ。
レティシアの長老の話じゃ こっちには 神鳥レティスの実体が いるって話だったじゃない。
「ねえ もっと あの異世界を 探索してみましょうよ。
まだ 肝心の目的も果たしてないし だいいち 異世界での冒険なんて そうそう できるもんじゃないわよ。
「レティスを探すなら やっぱり レティスの影が いた場所を 探すのが いいんじゃないかしら?
「さすが 神鳥レティスは 強かったわね……。
どうする? 今すぐ もう1回 挑んでみる? それとも もう少し 強くなるために 修行しようか?
「卵を 人質にとって 悪事をさせるなんて そのゲモンって魔物 とんでもない 卑怯者ね。
そんな奴 レティスに頼まれなくても やっつけてやるわ!
さあ 早く ゲモンの所へ 向かうわよ!
「たましいだけの レティスの子が 私たちに チカラを貸してくれるなんて 思いもよらなかったわ。
さすが 神鳥のヒナは 普通じゃ考えられない 特別なチカラを 持ってるものなのね。
「レティスが 光の世界に 来られれば ラプソーンとの戦いに チカラを貸してもらえるのに……。
でも そんなこと 期待したって どうにもならないのよね。
だいいち 他人まかせなんて 私の信条に 反するってもんだわ!
「たましいだけの レティスの子が 私たちに チカラを貸してくれるなんて 思いもよらなかったわ。
さすが 神鳥のヒナは 普通じゃ考えられない 特別なチカラを 持ってるものなのね。
「黒犬…ラプソーンは 空を自由に 飛び回れるわ。
なら 奴の手がかりは こうして地上を探すより 鳥になって 空から探したほうが いいんじゃない?
「今度こそ 暗黒神ラプソーンを 追い詰めたとしたら…… きっと 最後の戦いになるわ。
○○。私 不安だわ。
まだまだ 奴のことも 杖のことも そして賢者のことも よくわからない。
このままで……私たち あの恐ろしい敵に 勝てるのかな。
ほんとに 大丈夫なのかな。
「もし ユッケが勝ったら 彼女が カジノのオーナーになるんでしょう?
ユッケに協力しちゃったけど 大丈夫かな……カジノの経営なんて あの子に つとまるのかしら。
「この辺の魔物は なんだか 今までとは ちょっと違うみたい……。
気をつけていきましょ。
「わかるの。あいつは 強いわ。
あの黒犬には 暗黒神そのものが 乗り移ってる……。
はんぱな覚悟じゃダメよ。
腕に自信がないなら 死に物ぐるいで 強くなって。それから挑まないと。
ここまできて 私たちに 負けは 許されないんだからね。
「このへんに 飛んできたと 思ったのに。見失うなんて!
早く。早く 探さなきゃ。
今 こうしてる間にも 黒犬が 誰かを……
誰かを……その人を 私たちは 守らなきゃならないの。
急いで。お願い!
「最後の賢者は 死んだ。
なのに 変だと思わない?
世界は静かすぎるわ……。
なにか……とてつもなく 大変なことが 今 起きている。
そんな気がするの……。
「……なんにもないね。
なくなっちゃった。町も 神殿も。
このあと……みんな 何を信じていくんだろう。
聖なる女神像が 暗黒神だったなんて。
「……思えば ずいぶんと 遠くまで来たなあって感じがするわ。
あっ もちろん 距離のことじゃないわよ。だって ここ リーザス村から 近いじゃない。
「はじめて この大陸に来た時は まさか こんな大ごとになるだなんて 思ってもみなかったわ。
それに こんなに○○と 仲良くなるとも 思ってなかった。
不思議ね……。
「小さい頃は 自分の住んでる リーザス村が 世界のすべてだったわ。
みんなと旅して 世界を巡って 裏側の世界とか ヤバげな所まで いろいろ知っちゃって……。
こうして 人は 大人になっていくものなのね。
「兄さんのカタキさえ討てば すべてが終わると 思っていたころが 遠い昔のように 感じられるわ。
でも じっさい 私たちの旅は ラプソーンを倒さないかぎり 終わらないのよね。
「トロデ王と 姫様の呪いが いまだに解けないのは 呪いをかけた 暗黒神が健在だからだわ。
暗黒神さえ 倒してしまえば ふたりは きっと元の姿に戻れる。
そしたら ミーティア姫だって わざわざ ふしぎな泉へ 通う必要もなくなるはずよ。
「この辺に来ると チャゴス王子に さんざん ふり回されたことを 思い出して ブルーになるわ。
「王家の山にいる アルゴリザードは 人間のにおいが苦手で 人に近づかないのよね?
なら アルゴリザードは いくら狂暴化しても 人間に おそってこないってことよね。
「ラプソーンと戦おうとしてる 今では ドルマゲス個人への怒りは 消えつつあるわ。
ヤツへの恨みや憎しみは ぜんぶ ラプソーンに向かってるしね。
「……もしも 暗黒神を 倒したら 私たちも 七賢者みたく 伝説になれるのかな?
……ん? よく考えたら 七賢者って 全然 伝説になってないね。
……ってことは 私たちも ダメかあ。
「砂漠って 一見して 生き物が 存在しない場所に見えるけど じっさい いろんな生き物が 生きてるのよね。
でも ラプソーンが この世界を 滅ぼせば 魔物以外は 生きていけない 暗黒の世界になってしまうと思う。
「ブルブルブル……。
何でも いいから 早く 移動しましょ!
このまま ここにいたら 私 ラプソーンと戦う前に 凍死しちゃうわ……。
「もし 神鳥のたましいがなかったら 復活したラプソーンの元へ 行くことも できないのよね。
本当に 空を飛べて よかったわ。
やっぱり 神鳥レティスは 暗黒神ラプソーンの天敵なのね。
「せっかく 闇の世界に来ても この島の中からは 出られないから つまらないわね。
この島の外に 広大な世界が 広がっているのを 想像すると ドキドキしてくるんだけどなあ……。
「まるで 夢を見てたみたい。
あの海……あれが 太古の記憶?
月影のハープが あの幻を呼んだの?
今でも 信じられないけど でも 船はここにあるわ。
私たちは 自分の船に乗ってる。
これで ようやく…… ドルマゲスを 追い詰めることが できるようになったのね。
「闇の遺跡へ 入るためには なんとしも 魔法の鏡がいるのよ。
鏡を借りる手段は なにも思いつかないけれど とりあえず サザンビークへ 行ってみましょう。