ドラゴンクエスト
総合TOP>ドラゴンクエスト8>ククール会話集(フィールド)
読めばほとんどストーリーその他が分かってしまうので未プレイの人は注意!
会話発生条件が正確でなかったり、抜けている会話が相当数あるはずです。メールフォームから情報を送ってくれると非常に助かります。
「……まあ ね。
修道院の きゅうくつな暮らしには 飽き飽きしてたんだ。いい機会さ。
それに ゼシカとは もっと 深いつき合いになりたい。
カタキ討ち? ああ 適当にな。
「この近くにある町は たしか トラペッタっていうんだったな?
オレは 今まで 修道院の辺りしか 知らずに 育ってきたからな。
地名を覚えるのも ひと苦労だぜ。
「北の大陸か……。
長いこと 修道院に引きこもってたから こっちへは ほとんど来たことねえな。
まあ 何の用か知らないが さっさと 済ませてくれよ。
「…………。
……え? 何か言ったか?
何でもない。
ちょっと 考え事してただけさ。
……そうだ ○○。
あいつ……。
オディロ院長を 殺した奴の名。
たしか ドルマゲスだったよな?
……ドルマゲスか。
なあに 奴には いっぺん会って 礼を言わなくちゃ ……ってね。そう考えてたとこさ。
あの いまいましい 修道院から 奴のおかげで 出られたんだ。
たっぷり お礼はしてやるさ。
「……なんだよ。
オレの顔に なにかついてるか?
ほら 先を急ごうぜ。
いちおう 追いかける相手も いることだしさ?
「アスカンタでも評判の 美しい王妃が 死んだのが およそ2年前……。
それから ずっとあの国は 喪に服してるってわけか。
……情熱的 いや 女々しいだけか?
パヴァン王と 王妃は よっぽど激しい大恋愛の末に 結婚したんだろうな。
そして 魔法のとけないうちに 王妃は 天に召された。
カンペキだね。うらやましい美談だ。
「満月の夜 なにかが起こる…か。
そういや オディロ院長が ドルマゲスに殺された あの夜も ほんとに……見事な満月だった。
…………。
ま 今度は 何事もないよう 願いたいね。
人が死ぬのは まっぴらだ。
「今まで トロデ王が 本当に 王様なのか疑ってたけど さっきのを見て 納得したぜ。
いいトシして あのワガママっぷり あれは 王族のものに まちがいねえよ。
「話しかけるなよ。
なんにでも いちいち 感想を持つわけじゃないんだぜ?
「モリーなあ……。
「こう見えて 結構 人生経験は 豊富なほうでさ。知りたくないことまで いろいろ 知っちまってるわけだ。
でも あの とっつぁんは オレの 人生の中じゃ まだ見たことのないタイプだな。
「そういえば 女盗賊の家に 行くんだったな。女の盗賊……。
……うぷっ!
ついつい ヤンガスが 女になった姿を 想像しちまった。
おお 神よ。
罪深き私を お許しください。
「そうか! 今回の一件はアレだ。
囚われの姫を 救い出すという あの定番の冒険だったわけか!
いやあ 姫の姿が アレだから さっぱり 気づかなかったぜ。
「姫が さらわれたおかげで 情報屋に 会いに来てたことなんて すっかり忘れてたぜ。
これで ドルマゲスの行方が つかめるといいんだが 正直 あまり 期待はできないよなあ。
「荒野の 真ん中に船?
どうも マユツバもんだな。
あの情報屋 信用していいのか?
「海ひとつ 隔てたからって 木も草も 変わんねぇもんだなあ。
ま 当たり前なんだけどさ?
ふうん……。
「こんな 山奥まできて 船が 手に入らなかったら とんだムダ足だ。
あーあ かったりぃなあ。
「定期船から 降りた時は それなりに 期待してたんだが ほんと こっちの大陸って 何もねえな。
「船ー。船やー。
返事しろー船ー。
……答えるわけねえか。
あー やってらんねぇー。
いつまで この山ん中歩くんだよ?
足 疲れた。かったりぃ。
「トロデーン城って……
呪いで一夜にして 廃墟になったって あのトロデーン城か。うわさは知ってる。
ふうん。となると 馬姫さまや 化け物王が 呪いでこうなったってのも やっと 納得いったよ。
……どうやら ドルマゲスは 本格的に ヤバい奴みたいだな。
「……あのなあ。
まだ トロデーン城に戻った目的は 果たしてねぇだろ?
ほら 図書室で 探し物だって 化け物王さまが おっしゃってたんだ。
言うこと 聞いてやれよ。な。
「あのイシュマウリが言うには 月影のハープは これまで ○○が かかわった場所のどこかにあるんだろ?
オレは トラペッタのほうの 大陸は よく知らねぇから 案内 よろしく頼むな。
「探し物は たいそうな宝物だ。
なら 普通 それにふさわしい場所に あるもんなんじゃねぇの?
はっきり言って こんな山奥を探し回るのは 時間のムダだね。
「いちおう王様は 責任を感じて 兵士を集めて 取り戻してくれるって 言っちゃあいるけど……。
でも あの王様だぜ?
実際 頼りになるとは 思えないね。
自分たちで どうにかしよう。な。
「な? やっぱ王様の兵隊さんを アテにしないほうが よかっただろ?
こうなりゃ 月影のハープを オレたちで 取り戻して パヴァン王に 更に 恩を着せてやろうぜ。
「どう見ても オレには ただの古いハープにしか見えねぇが ……ま 本物なんだろう。
でなきゃ 城の宝物庫から わざわざ 盗み出すはずがねぇもんな。
たぶん。うん。きっとそうだ。
「考えてみれば この大陸は 辛気臭い修道院あり 貧乏臭いパルミドあり 極端なところだな。
まあ オレにとっては どっちも住みたくない場所ってことで 共通してるけどさ。
「あれだけ でかい船を作ったんだ。
その昔には このあたりにも 大きな都があったってことか?
でも もう何も残ってない。
ちょっと 空しくなるね。
「聞いた話じゃ 西の大陸には 世界一のカジノが あるらしいぜ。
ドルマゲス追跡ツアーの 息抜きに 軽く寄ってみねぇか?
「この島は 聖地と呼ばれ 巡礼たちも 多く訪れる。
あちらの 女神さまに ひとめ会いたいって 借金してまで来るバカも……
おっと。クチがすべった。
そういう 信心深い方々が集う まことにありがたい 聖地なのさ。
「船乗りは あの女神像を 心の支えに航海するって話だが オレはごめんだね。
灯台がわりになるとか そういうのなら まだ わからないでもないけどさ?
大柄で 年上の女に 優しく 見守られたいなんて 乳離れできてない証拠だろ。
「サヴェッラの大聖堂におわすは いと気高く尊き 法皇様。
聖地ゴルドに眠るは いにしえの女神。
……で ここがそのサヴェッラ。
そのへん適当に歩きゃあ 大聖堂がある。
さんざん暗記させられたからな。覚えてる。
以上 観光案内終了。
大聖堂の中は オレも初めてだから ガイドはできねぇぜ。
「あーあ かったりぃ。
せんせー。オレ 今日は病欠。見学。
馬車でゆっくり 休んでまーす。
……冗談だよ。
んな怖い目で 見んなって。
「ドルマゲスの野郎は 行く先々で 人を殺してるだろ?
てことはさ この地方の 町とか城でも 同じことをやらかす 可能性が高いかもな……。
「ドルマゲスの野郎……。
ちゃんと 教会で聞いた 情報どおり ベルガラックにいてくれよぉ。
もし まだヤツがいりゃあ その場で 修道院長のカタキを討って オレも お役ごめんだぜ。
修道院長の カタキ討ちが オレに下された 命令だからな。
「こんな 人里はなれたところにも 人が住んでるとは おどろきだぜ。
オレだったら 絶対 こんなとこで 暮らしたかないけどね。
「こんな 人気のない場所を 歩いてると 人恋しくなってくるぜ。
近くに 町か村でもないもんかねぇ。
「元に戻った 姿を見てしまうと いつもは馬だから 気にもしなかった姫様を みょうに意識しちまうぜ。
あの馬ヅラですら 今のオレの瞳には プリティーに映ってしまう。
ククール
「ドルマゲスが 向かった先には ワナがしかけられてるかもしれない……。
ヤンガス
「待ち伏せしている 魔物が 歓迎パーティでもしてくれるとか?
へへっ 受けて立つでがすよ。
ゼシカ
「そうね。
クラッカーとか鳴らして お祝いされたり 花束なんか わたされたりしてね。
ククール
「ちゃかすなよ。
頼むから まじめに考えてくれ……。
「ドルマゲスに 親を殺され ふたりきりになった 兄妹ってのは いったい どんなヤツらなんだろうな。
もし 仲の良い兄妹なら 大丈夫だろうが 兄妹仲が悪ければ その後の人生 かなりヒサンだぜ……。
「人の話で ドルマゲスが この島に向かったって聞いても いまいち 信用できないんだよな。
だって そうだろ? オレたちは 船まで手に入れて ドルマゲスの野郎を はるばる 追ってきたんだ。
だから 自分の目で 見たものしか 信じられないぜ。
「ここで さわぎを起こしたら オレたちの 不利になるだけだ。
ムリに通ろうとしない方が 賢明だろうよ。
「通さねえって 言ってんだから ここで 押し問答しても 時間のムダだ。
気分を切り替えて ドルマゲスを 探す旅に 専念しようぜ。
ククール
「オレたちが 町や城に 用があるとき 王子はトロ……あ いやいや おっさんと 外で待ってるんだよな?
チャゴス
「うむ そうだ。
建前上 ひとりで儀式に 行ったことになっているから 誰かと 一緒にいるのは 都合が悪いのでな。
「おいおい どうしたんだ。
王家の山は サザンビークの東だろ。
それとも ここに何か 用でもあるのか?
→はい
「それなら 仕方ねえな。
でも 時間に余裕がないってことだけは おぼえておいてくれよ。
→いいえ
「なんだ。とくに用はないのか。
だったら 王家の山へ急ごうぜ。
「○○ ○○。
町や城でなら 王子抜きで 話ができるようだぞ。
オレたちが 用を足してる間は 王子は 外で待ってるそうだからな。
「あー イライラするぜ。
オレたちって なんだか すげえ 遠回りをさせられてるよな。
こんな儀式 さっさと終わらせて 早いとこ 魔法の鏡をもらって ドルマゲスを 倒しに行こうぜ。
ククール
「さーて サザンビークへ帰るか。
王子さまとも お別れできるしな。
チャゴス
「ふん。ムカツク言い方だが ぼくは今 すこぶる機嫌がいい。
よって 特別に許してしんぜよう。
ククール
「チャゴス王子とも 別れたことだし ここはひとつ 娘ムコに対する感想を トロデ王に 聞いてみたいとこだな。
トロデ王
「ええい うるさいのう。
お前には 関係のないことじゃ。
ゼシカ
「聞くまでもないんじゃない。
トロデ王の顔が すべてを物語ってるわよ。
ヤンガス
「うーん 読めないでがすな。
おっさんは いつもと同じ 苦みばしった ツラをしてるから 分からんでがす。
トロデ王
「ムダ話なんぞ やめて ほれほれ さっさと歩かんかい!
大事な旅の 途中なんじゃぞ。
「この先 どうする?
このまま 魔法の鏡で 闇の遺跡の結界を やぶりにいくか?
→はい
「そうか ○○が そう言うなら 闇の遺跡へ行くか。
だがオレは どうも サザンビークの学者が 言っていた 言葉が気になるんだよな……。
→いいえ
「ということは ○○も 魔法の鏡に 魔力がないと言っていた 学者の言葉が 気になってるんだな?
じつは オレもなんだ。
どうも このままじゃ 遺跡の結界を やぶれないような気がしてな……。
「ドルマゲスが 逃げ込むような 怪しい建物があるくらいだから この島に 町や城があるわけないよな。
「一時的にしろ あの泉で姫様を 元に戻せるって 分かったんだ。
姫様のさみしさも まぎれるだろうぜ。
ドルマゲスを倒すまでは 姫様には あの泉の水を飲んで がまんしてもらおうぜ。
「魔法の鏡で 海にすむ魔物の 呪文を受ければ 呪文の魔力が 鏡に宿るって話だったよな?
でも海には たくさんの 魔物がいるから いったい どいつの 呪文を受ければいいのやら……。
「太陽の鏡も 復活させたし 闇の遺跡の 結界をやぶる準備は これでカンペキだな。 さあ ○○。
闇の遺跡に殴り込みだ!
「どんな事情があって ドルマゲスが 闇の遺跡に 閉じこもったのかは 分からんが……。
あまりヤツに 時間を 与えない方がいいだろうぜ。
「喜びも つかのまか……。
もう ちぃとばかし 勝利の美酒に 酔いしれていたかったんだがな。
ゼシカのせいで せっかくの 酔いも きれいさっぱり さめちまったぜ。
「マイエラ修道院の近くの 船着場から定期船に乗ると たしか この辺りに 着くんだったな。
……こんなところ めったに 来ないが 何か楽しいものでもあるのか?
「誰だか知らねえが 助かるぜ。
門を こじ開ける手間が はぶけたんだ。
ありがたく 通らせてもらおうぜ。
「もともと この旅に さほど やる気があったってわけでも ないんだが……
ゼシカが いなくなったんじゃ テンションが 下がりっぱなしだ。
はっきり言って もうマイナスだな。
「……あのドルマゲスのおじさんを やっつけりゃあ しばらくは ゆっくりできると 思ったんだがな……。
ゆっくりするどころか 問題が増えやがった。まったく このメンバーといると ろくなことねえな。
「次に行くべき場所は 大体 わかったな?
……はあ? わからねえって?
おいおい しっかりしてくれよ。
もう一度 ゆっくり考えてみるんだな。
「オレたちが 次に何を するべきか ○○には ばっちりわかってるみたいだな。
さあ 行こうぜ。1秒でも早く ゼシカを 魔の手から救ってやらなきゃな。
「なにはともあれ リブルアーチだ。急ぐぞ。
「ドルマゲスを倒したことで オディロ院長のカタキを討つという オレの使命は 一応果たされたんだが……。
今となっては 修道院なんて 辛気臭いところにゃ 戻る気もしねえな。
よし!
仕方ないから もうしばらく お前たちの旅に つき合ってやるよ。
「そういえば オディロ院長も 七賢者とかいうのの 末裔だったんだな。
オレは 子供の頃から ずっと院長と一緒にいたが そんな話は 一度も聞いたこと なかったな……。
「どうやら オレたちは この雪山に 歓迎されてないようだな。
……いや 正しくは この雪山にも 歓迎されてないって 言うべきか?
「あのバアさん 見ず知らずの旅人に よく あんなに親切にできるもんだな。
もし オレなら こんな怪しい連中が 助けを求めてきても 絶対に見捨てる自信があるぜ。
「やれやれ。
また この雪道を歩くハメになるとは きつい話だぜ。
ヌーク草のおかげで 寒さが気にならないのは 救いだが 服が ぬれるんだよなあ。
「さっき聞こえた 怪しい声だが たしか 賢者の血が どうとか言ってたな。
ずいぶん 遠回りしたが ようやく 黒犬の尻尾の先に 手が かかったってところか?
「意気込んで かけつけても 助ける相手が ヨボヨボのシワシワじゃ 今ひとつ やる気が でねえな。
でも ま あのバアさんには 雪崩から助けられた 恩もあるからな。
一応 助けてやるとするか。
「メディばあさんを殺されちまうわ 肝心の黒犬は みすみす 取りのがすわ…… この国じゃ ロクなことがなかったな。
あ~ いやだ いやだ。
こんな縁起の悪いところからは 一刻も早く はなれたいぜ。
「オークニスから 東に 逃げたってことは…… たしか サヴェッラ大聖堂の方だ。
そこまで行けば 黒犬を見たって人も いるかもな。
「黒犬の…暗黒神のねらいは おそらく オレの推測通りだろう。
けど 黒犬を追おうにも 先回りして 待ち伏せしようにも 今のままじゃ無理だ。
ただの人間に 空が 飛べるわけがない。
神サマのチカラでも 借りなきゃな。
「あんな方法で この島は よそ者の侵入を 拒んでいたんだな。
こりゃあ どうも 普通の島じゃありえないぞ。
いったい どんな秘密が 隠されてるんだ?
「それにしても この島は暑くて かなわねえな……。
ゼシカや ヤンガスは薄着だから マシだろうが オレの服は この通りなんで たまらないぜ。
「いくら 神鳥といっても 影しかない相手に 助けを求めところで どうしようもないんじゃねえか?
あんな影を追うなんて 無駄 無駄……疲れるだけだぜ。
「まさか 異世界なんて所に 本当に 来ちまうなんてな……。
いや レティスや 暗黒神が いるんだから 異世界があっても 不思議じゃないのは わかってるさ。
だが 実際に 自分の足で そこを 歩くことになるとは 想像もしてなかったぜ。
「どうやら レティスの影は こっちに現れなくなったみたいだな。
あの 破れ目だけを残して 消えちまうなんて 何だか ずいぶん 作為的じゃないか?
ひょっとして あいつは オレたちを 異世界に誘い込むために 現れたのかも しれないな。
「この暗~い世界を 歩いてると 気分まで 重くなってくるな。
もう レティスの件なんて さっさと 片付けて 早く 光の世界に 戻りたいもんだぜ。
「突然 襲いかかってくるなんて レティスが おかしくなったのは どうやら 本当のことみたいだな。
まあ 神鳥と呼ばれてても しょせんは 鳥だ。
野生化するのも 無理はないってもんさ。
「レティスに チカラを借りるはずが こっちが チカラを貸すことになるなんて どうも うまくいかねえな。
まあ 誰かに 何かしてほしきゃ こっちも 何かしてやらないとってことか。
ギブ アンド テイクってやつだ。
「卵が壊されたと 知られた時には レティスが怒って 暴れだすんじゃないかと 一瞬ヒヤリとしたぜ。
だが そこは さすがに神鳥だな。
冷静というか 超然としてるというか あの態度は 立派なもんだぜ。
「もう こっちの世界に来るのは やめにしないか? どうも ここにいると 気が滅入ってくるんだよな。
「卵が壊されたと 知られた時には レティスが怒って 暴れだすんじゃないかと 一瞬 ヒヤリとしたぜ。
だが そこは さすがに神鳥だな。
冷静というか 超然としてるというか あの態度は 立派なもんだぜ。
「ずっと 神サマなんて 信じちゃいなかったけど……信じざるをえないね。
闇の世界に 神鳥レティス。
まるで おとぎ話だが 確かに存在した。
暗黒神のやつも な。
「せっかく 鳥になれるチカラを 手に入れたんだ。律儀に地面を歩いて 旅するなんて バカバカしい。
手を抜けるとこは 抜いて そのぶん 大勝負に賭ける。
これが 賢いやり方さ。
ククール
「さすがに フォーグとユッケは金持ちなだけあって ケンカのスケールも でかいよな。
ヤンガス
「カジノを閉めてるのだって 今や あの兄妹がケンカの最中だからって 理由に過ぎないでがすもんね。
ククール
「まあ そのおかげで オレらも ほうびに ありつけるわけだから がんばって 護衛しないとな。
「はやくユッケを追おうぜ。
レディをひとりで待たせるなんて オレの流儀に反するからな
「森を かき分けて進むと 美しいレディたちだけが住む オアシスのような町が こつぜんと……
あるわきゃないよ そんな うまい話。やれやれ……。
ろくでもない予感がするぜ。
「この島に 黒犬が近づいたなら 狙いはひとつだ。わかってんだろ?
モタモタしてると また 取り返しが つかなくなるぜ。
「……とにかく急ごう。
「…………。
悪いが おしゃべりの相手なら 他を あたってくれ。
「まだ こんな場所に 用があるのか? 寄り道は否定しないが こんな時だ。ほどほどに頼むぜ。
「住んでた家も 残ってないけど いちおう このへんは故郷ってことに なんのかも しれねえな。
ラプソーンの奴は…… あいつは どこから来たんだ?
あの暗黒神サマにも 故郷があるのか?
なんて言ってる場合じゃねえか。
手っ取り早く やっつけちまおうぜ。
あいつは 空にいる。
「アスカンタのあたりは 王も 兵士を増やしたようだし 特に心配はないだろう。
ってーか こまごま心配するより 頭を叩きゃぁ 手っ取り早いだろ?
さっさと 暗黒神を ぶちのめそうぜ。
「最後の戦いに行く決心が つかないから こんなところを うろうろしてるんだろ?
→はい
「ばっきゃろう!
そんな弱気で どうすんだよ。
絶対 大丈夫だ。
行けば なんとかなるって。
悩んでないで 行け行け ゴーゴーだ!
→いいえ
「じゃあ 決心がついてるんだな?
だったら 早くヤツを倒しに行こうぜ。
こんなとこで もたついてると ラプソーンに世界を滅ぼされるぞ。
「暗黒神に 人間の世界を 滅ぼされるまで のんきに森の中で ブラブラしてるわけには いかないぜ。
この世界で ヤツを倒せるチカラを 持ってるのは オレらだけなんだからさ。
「これから 世界を救おうっていう オレたちの 知名度の低さは いかんともしがたいな。
もっと有名になって どこへ行っても ちやほやされるってのを オレは 夢見ていたのによぉ!
「魔物が狂暴化した 今 こんな 人里はなれたところで 暮らすのは 危険なんじゃないのか。
「闇の遺跡のある この島は ラプソーンをあがめていた 人々にとって 聖地だったのかもしれないな。
神殿が建つほど ラプソーンを あがめる人間がいたってこと自体 ショックだよな 同じ人として……。
「この辺に来ると ハワードのおやっさんのことを やたらと 思いだすんだ。
この旅が終わったら あんなふうに 地方の暴君として 生涯を閉じるのも 悪かないかもな。
「町も城も存在しない 砂漠までは ラプソーンも 攻撃してこないかもな。
近い将来 ラプソーンが 世界を滅ぼそうとしても 砂漠だけが 最後の最後まで 無事かもしれないぜ。
「空が 赤く染まった時には 雪が 真紅の空を反射して さぞや きれいだっただろうな。
視界すべてが 赤い光につつまれた まがまがしいほどに 美しい光景……。
いやあ ぜひ 見てみたかったよ。
「よく考えてみたら この島って 聖地ゴルドから かなり 近いんだよな。
よく ラプソーンから 真っ先に 攻撃されなかったもんだよ。
これも レティスの加護ってやつかね?
「この期におよんで わざわざ 闇の世界まで やってきて 道草食うとは……。
……まったく。
お前こそ キング オブ 寄り道の名に ふさわしい奴だぜ。
「せっかく 船が手に入ったんだ。
少しは より道してもいいだろ?
オレたちは まだ世界の半分も見てない。
どうせ ドルマゲスだって 西のほうへ向かったって事しか 分からねぇんだ。情報が必要だろ?
「おいおい どーすんだよ?
オレたちの旅も ここまでか?
王族ほど ケチで がめつい 生き物は この世にいないんだぜ。
そんな連中から 家宝である 品を借りるなんて 絶対ムリだよ。
盗み取るしかないんじゃねーの。