ドラゴンクエスト
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読めばほとんどストーリーその他が分かってしまうので未プレイの人は注意!
会話発生条件が正確でなかったり、抜けている会話が相当数あるはずです。メールフォームから情報を送ってくれると非常に助かります。
「目的の場所を見つけたら 道なんて無視して 真っ直ぐ 突き進むでがすよ!
多少 魔物とあうことは ふえるかもでげすが 気にしないでがす。
それが 男のやり方でがすよ!
「さすがに 本物の水晶玉は かがやきが ちがうでげすね。
これなら いい占いが できそうでがす。
これでも お宝の鑑定にゃ 自信があるでげすよ。 昔は よく 目利きのヤンちゃんと 呼ばれてたでがす。
「ルネイロのおっさんの占いじゃ ドルマゲスの野郎は トラペッタから 南の方に 逃げてったそうでがす。
たしか そっちにゃ リーザスって村が あったはずでげす。
まずは そこを目指すでがすよ。
「ドルマゲスの野郎 閉じた関所を ぶっこわして 進むとは えげつねえことをしやがる……。
どれだけ 強いか知らねえが アッシは こういう強引なやり方は 好かねえでげすよ。
やっぱり 兄貴の敵は アッシの敵でがすね。
今 それを 確信したでげすよ!
「やあ なつかしいでがす。
兄貴に出会う前に アッシは この辺りを 通ったことがあるでげすよ。
あの頃は 盗賊から 足を洗いきれなくて この辺りの景色も 今より 殺伐と見えたもんでがすが……
こうして 真人間になった今 なんだか 景色まで違って見えるでげす。
「昔のアッシなら 向かってくる者は たとえ子供でも ようしゃなんざ しなかったでがすよ。
今は兄貴が行くなと言えば 踏みとどまるでげすけどね。
「さっきの手紙に書いてあった 東の塔とやらに 行こうって腹でがすね?
さすが兄貴! 行動が 素早いでげす!
さあさあ はりきって 行くでがすよ~っ!!
「村で待ってればいいものを ポルクのガキは どうして わざわざ 東の塔まで ついてくるでがすかね?
あれで結構 律儀なとこが あるんでがしょうかね……。
「あの塔の中には かなり 手ごわい魔物が 多そうでがす。
準備は 抜かりなく やっておいた方がよさそうでがすな。
「しっかし 肝心なのは ドルマゲスでげすよ。あの塔で 人を殺し それから どこへ行ったのか……。
まあ なにはともあれ ゼシカとかいう女が無事だったことを ポルクのガキに 伝えに行くでがすかね。
「ゼシカとかいう姉ちゃんは 謝りたいとか言ってたくせに アッシらに 気づきもせずに 村を出て行ったでがす。
どうも 前しか見えてない 性格のようでがすねえ。あんまり 関わり合いたくないタイプでげすよ。
「なりゆき上 仕方ありやせんが これからの旅は 女連れでげすか。
娘っ子っていうのは やれ 足が痛いとか 疲れただとか いろいろ面倒でがす。
正直 アッシは 男三人の 気楽な旅のほうが よかったんでがすがねえ。はぁーっ。
「この辺を 歩いてると 兄貴とふたりで 戦っていたころを 思い出すでがすね。
あのころは アッシも まだ弱く 戦えるのも ふたりだけで つねに 全滅の恐怖との闘いでげした。
それを思えば 今は アッシも けっこう 強くなったし 戦う仲間も増えて 楽になったもんでがす。
「旅が進むたびに これまで 歩いてきた道のりを 振り返る。
兄貴は いつも慎重でがすなあ。
昔のアッシは とにかく 行ける所まで行って 遠くに行き過ぎて 後悔するのが 常だったでげすよ。
「あの マイエラ修道院に お参りに来る奴らは たいてい ドニの町に 宿を取るでげす。
昔は もうちょっと このへんも栄えてたんでがすが 今じゃ 盛り場は ドニひとつきり。
つまり ドニに行けば このへんのことは たいてい わかるってもんでげすよ!
「アッシの古巣にも ちょっとしたカジノが ありやしてね。
あの ククールって若造と アッシが組みゃあ きっと 大もうけ できるでがすよ!
「こりゃ 大変だ!
兄貴!! きっと ククールって若造が 言ってたのは ドルマゲスの野郎でげす!
ここは あの若造の言う通り ひとっぱしり 土手の奥の廃墟とやらに 大急ぎで 向かうでがす!
「兄貴。やっぱりゼシカは リーザス村に帰したほうが いいんじゃないでげしょうか。
あの姉ちゃんの 心意気も 根性も ちゃーんとわかってやすが ドルマゲスの野郎は たちが悪い。
か弱い 娘っ子には ちいとばかり荷が重い相手と アッシは 思うんでがすよ。
「ククールって若造 ひとりで行っちまいやしたが 大丈夫でがすかねえ……。
兄貴。乗りかかった船だ。
あの若造のためにも いっちょ 院長さんを助けに行くでげすよ!
「ええと こっちの大陸にゃあ この修道院のほか でかい街と ちいさいお城が ひとつずつありまさぁ。
どっちも ちょいと長旅になる。
いっぺん 宿屋に泊まって 準備をしてったほうが いいでげす。
「○○の兄貴には たしか 話したと思うんですが こっちのほうは アッシの古巣でさぁ。
大陸中 隅から隅まで バッチリ 案内できるでがす!
とはいえ 南のほうは 道も険しいし 魔物も強い。
大陸の北のほうが オススメでげすよ。
「たしか この大陸の北東には アスカンタの城が あるはずでげす。
ともかく 城っぽい方角に 思いっきりダッシュすれば きっと アスカンタに着くでげすよ!
「アスカンタのお城から キラってメイドの家までは けっこう あるんでげすなあ。
これじゃ そうそう気軽に 里帰りは できねえでがす。
かわいそうでげす。
「ばあさんの言う通り 丘の上に 登ったところで なんにも起きないかもしれねえ。
けど その ばかばかしい おとぎ話を信じて 確かめてみるのも 男のロマンってもんでがす。
こいつも 旅の思い出だ。
兄貴。皮の上流にある丘の上へ アッシらも 言ってみるでげすよ!
ヤンガス
「アッシの故郷パルミドは 悪徳の町なんて 呼ばれてるけど 案外 いい所なんでがすよ。
特に おっさんみたいな 怪しい姿をしたのを 受け入れてくれるのは 世界でも あの町くらいのもんでさあ。
トロデ王
「お前に 怪しいとか 言われたくないがな……。
それに 本当に 大丈夫なのか?
ヤンガス
「大丈夫だって!
おっさんも 案外 心配性だなあ。
トロデ王
「……不安じゃのう。
「人が 親切心から 紹介してやってるっていうのに 失礼な おっさんでがす。
まったく こんなことなら 優しくしてやるんじゃなかったでげす。
「ああやって 建物のヘリに 立つのは 気分がいいもんでがすよ。
アッシも たまにやるでげす。
「おおっ 風の話を聞くとは なかなか かっこいいでがす。
……アッシも 年をとったら ああいうふうに 自然と会話をしながら 暮らしてみたいでげすなあ。
「要するに メモに書かれている 魔物を探して倒せば それでいいでがす。
人にものを頼まれるときは いつも このくらい わかりやすいやつが アッシは 好みなんでがすが。
「女盗賊のアジトだったら 池に囲まれた 小島の上にあるから すぐに わかるでがすよ。
できることなら 二度とは 行きたくなかったんでげすが これも 運命と思って あきらめるでがす。
「今になって ゲルダに ビーナスの涙を 渡すことになるなんて 何だか 妙な気分でげす。
あの時とは これを渡す意味が 全然 ちがっちまってるのは 流れた時の長さのせいでがすね……。
「アッシの勘が 正しければ そろそろ 情報屋のダンナは 帰ってきてるはずでがす。
とにかく いったん パルミドの町に戻るでがすよ。
「パルミドの 情報屋のダンナは アッシの 昔なじみなんでげす。
あのダンナの情報は いつでも 正しいんでげす。アッシの首をかけても いいでがすよ!
「兄貴 知ってましたか?
西っていうのは お日さまが 沈んでく方角のことなんでがすよ!
ついでに言うと 北は寒いほう。
南は あったかいほうって 覚えとけば まず 間違いないでげす!
「ガキの頃から アッシは 町ん中より 野山でこそ輝く男だと みんなから 言われてきたでげす。
ほら兄貴! 見てくだせぇ。
このツヤツヤのほっぺた!
水を得た魚とは このことでげすよ!
「おっ ありゃあ いいカモだ。
おとなしくて 金もってそうな 商人が ふたりも……。
!!!
あ 兄貴ぃ~ 信じてくだせえ!
アッシは 本当の本当に 盗賊稼業から 足を洗ったんでげすよ!!
「パルミドの情報屋のダンナは 顔はマズイが 情報はたしかだ。
船は この大陸の西に 必ずありやす。
とにかく 西のほうに進めば まちがいないでげすよ!
「トロデーン城は ○○の兄貴が 兵士として 働いていた場所。アッシの憧れの地でげす。
城には きっと 兄貴の男気に ほれこんだ 部下たちが 100人も 200人も 待ってるんでげしょうなあー。
ああ 早くトロデーン城に 行きてぇでげすよ!
ワクワクして 今夜は眠れねぇでがす!
「お城を包んだイバラは ドルマゲスの野郎のしわざでげす。
中にゃあ 魔物が出るかもしれねえ。
いったん 教会で お祈りしてくのも いいと思うでげすよ。
「月影のハープ……うーん。
たぶん どえらい魔法のチカラを持った 楽器なんでがしょうなあ。
てことは 売れば ものすげえ 金になること うけあい……
!!!
今のは 本心じゃねぇでがす!
つい 本音が出ただけで 本気じゃねえんでげすよ!
「アッシの盗賊としてのカンは このへんには 月影のハープはねえって 言ってるでがす。
それどころか お宝の気配は まったくしねぇでげす。
悲しい まずしい場所でがすよ……。
「あの 城の地下の抜け穴から ぬすっとたちは 宝物庫に 忍び込んだに 違いねえでがすよ。
となると……あの抜け穴を 逆に たどっていけば。
そうでがす! 行くしかねぇでげす!
「この大陸の事は すべて 知り尽くしてるつもりでげしたが こんな所が あったとは。
兄貴といっしょに旅してると ほんと 勉強になるでげす。
アッシ うれしいでがすよ!
「しっかし 本当に こんなハープひとつで あんなでかい船を どうにかできるんでがすかねえ。
アッシは信じられねぇでがす。
海の記憶だの 不思議な楽器だの どうも うさんくさいでげすよ。
「生まれ故郷の風景ってのは いいもんでがすねえ。こう なんていうか 心が いやされる気がするでげす。
「あんな ハープなんかに 頼らなくたって アッシが浜辺まで 船を押していったでげすよ。
でもまあ 過ぎたことは 仕方ねぇでがす。
船は 有効に使うでがす。
「…………。
いちど 足を洗った身とはいえ ああも 神々しい女神さまを見ると どうも居心地が悪いでがす。
○○の兄貴にも 白状できなかった アッシの悪事のかずかず。
そいつらが こう ちくちくと 胸を刺すでがす。
後ろめたいでげす。
「さ! ○○の兄貴!
さっさと船に戻るでげす!
ここにいると アッシの かわいらしい心臓が 罪悪感で 破裂してしまうでげす!
「ドルマゲスの野郎は いったい どこに行っちまったんでしょうねえ。
なかなか しっぽをつかませないでがす。
そういや ドルマゲスには しっぽは生えていやしたっけ?
兄貴 覚えてるでげすか?
→はい
「やっぱり これからは しっぽの時代なんでがすかねえ……。
アッシも 真面目に考えねえと。
→いいえ
「いくら 化け物じみた奴とはいえ しっぽまでは 神様も許さねえ。
うんうん。最後の良心ってやつでがすな。
「……なむなむ 大聖堂さま
どうか ○○の兄貴を これからも バッチリお守りくだせぇ。
よし これでバッチリだ!
出かける前には ハンカチ ちり紙 トイレにお祈りって。
アッシの モットーでげす。
「そういや この大陸には カジノで有名な町があったでがすね。
「ドルマゲスが向かった ベルガラックといやぁ アッシでも 名前を聞いたことのある 町でげす。
でかい カジノがあるってんで あそこは 有名でげすからね。
「ふもとから 山へ入るための道が続いてるでがすが どうせ 行っても 魔物と出会うだけでがすよ。
こりゃ ムリをしてまで 進むことはねえでがすな。
ヤンガス
「兄貴が 一緒にやってくれるなら また山賊になるのも いいでがすな。
ゼシカ
「やめなさいよ ヤンガス。
○○を 悪の道に引きこまないで。
だいたい 山賊なんて犯罪者でしょうが。
ヤンガス
「それは 偏見でがす!
職業に対する 差別でがすよ!
ククール
「山賊って 職業か……?
「アッシが 山賊だったころは 木の上で待ち伏せして 下を通る荷馬車を よく襲ったもんでがす。
だから たくさんの木を見てると あのころの気分が よみがえるでがす。
ヤンガス
「おっさんの 元に戻った姿も 見てみたかったでがすな。
ゼシカ
「そうね。本人は 細身で長身の ロマンスグレーだって 自慢してるけど 実際どうなのか 確かめてみたいものね。
トロデ王
「うたがっとるのか ゼシカ。
本当のわしを見て ひと目ぼれをしても そんときは 相手にしてやらんぞい。
ゼシカ
「あら ずいぶんと大きく出たわね。
その自信は どこから来るのよ。
トロデ王
「ふっふっふ。元に戻った わしを 見たければ とっとと ドルマゲスを 倒すことじゃな。
「泉で出会った あのじいさんは なんで こんな森の中で 暮らしてるんでがしょう?
やっぱ ヤバい 仕事に手を染めて それが災いして 町にいられなくなったとか……。
「ドルマゲスが 向かったのは 北にある 孤島でげすか……。
行き先さえ はっきりすれば あとは ドルマゲスのあんちくしょうを やっつけるだけでがすな。
「ドルマゲスが この島の どこかにいるって 分かってるぶん 今までより 探すのは 楽チンでがすね。
「アッシらの弱点を もろに ついてきたでがすなあ。
こうなりゃ おとなしく 引き返すしかねえでがすよ。
ヤンガス
「おっさんには 悪いでげすが やっぱり おっさんを 人目のつくところに 置いとくのは マズイでがすよ。
アッシらの旅にとって デメリットにしかならねえでげす。
トロデ王
「なんじゃと こらぁ!
人を汚物みたいに 言いおって。
撤回しろ このバカチンが!
ゼシカ
「まあまあ おさえて おさえて。
ククール
「○○は どう思う。
やっぱり トロデ王には 馬車の中にでも いてもらった方が 都合がいいか?
→はい
トロデ王
「○○……お前もか。
ぐすん。
→いいえ
トロデ王
「おお さすが○○じゃ。
○○も ああ言ってることじゃし わしは このまま御者を続けるぞい。
「おっさんがいるかぎり 関所を通るのは ムリでがすよ。
おっさんが いようがいまいが アッシらも もう関所の兵士に 顔を 覚えられちまったでげすし……。
どう言いわけしても ここは 通してもらえねえでげすよ。
「アッシに コメントを求められても 困るでがすよ。王子が こう近くにいると さすがにねぇ……へへ 察してくだせえ。
「まだ 王子のうちから 王様になるための 儀式をせにゃならんとは 王子ってのも 楽じゃねえ身分でがすなあ。
「ここが アルゴリザードのいる 王家の山の 入り口でがすね。
なんだか 山へ狩りに来たような 気分なんで いまいち緊張感が わいてこないでがすな。
「最初の約束どおり 魔法の鏡を もらえると いいんでがすがね。
なにせ 王家の家宝だから どたんばになって やっぱりダメだとか 言い出さなきゃいいんでがすが……。
「うおおおらぁ ドルマゲスゥ!
アッシは てめえを 許さねえでがす!
覚悟しろおお こんちくしょう!
はぁ はぁ はぁ……。
しばらく ドルマゲスを 追うことから はなれていたせいで 憎しみが うすれていたでがすよ。
それで ドルマゲスに対する 憎しみを チャージしてみたでがす。
「ドルマゲスが この島に 逃げてきたってことは ここがヤツの 故郷だったりするんでがすかね……。
「結界が張ってあるのは ドルマゲスが 逃げていないという うれしい証拠でがすよ。
でも 結界が張ってあるかぎり アッシらは 遺跡の中には けっして入れないんでがすがね……。
「泉で出会った あのじいさんは なんで こんな森の中で 暮らしてるんでがしょう?
やっぱ ヤバい仕事に 手を染めて それが災いして 町にいられなくなったとか……。
ヤンガス
「アッシらが受け取った 魔法の鏡は 結局のところ 不良品だったってことでげすかい?
ククール
「サザンビークに 魔法の鏡が 2枚あったら 魔力のある方と 交換してもらいに 行くんだけどな……。
ゼシカ
「ムキー! だまされたんだわ。
きっと 2枚あるうちの ぼろっちい方を 私たちに 故意にわたしたんだわ。
今すぐ サザンビークへ クレームつけに行くわよ!
ヤンガス
「かんぐりすぎでがすよ……。
「アッシは 記憶力が悪いんで あんまり 覚えてねえんでげすが たしか じいさんは……。
頭上に 岩のアーチがかかった 下の海が どうとか言っていたでがすよ。
「太陽の鏡が どんなふうに 闇の遺跡の結界を 破ってくれるのか アッシは 今から楽しみでがす。
こんだけ 苦労したんだから きっと ものすごく派手に 結界を ぶち破ってくれるはずでがすよ。
「アッシは みんなとちがって ドルマゲスに対して 直接的な うらみがあるわけじゃねえんでげすよ。
だから 兄貴たちと 同じ気持ちを わかちあえないことに 少しだけ 引け目を感じるんでがさあ。
「アッシらのことが キライになって ゼシカの姉ちゃんが こっそり 出ていったのなら あきらめるでがすよ。
けれど もし そうでなくて なにか困ったことに 巻き込まれてるなら なんとしてでも 助けたいでがす。
「この辺りに来るのも 結構久しぶりでがすなあ。
ポルクのガキを 思いだすでがすよ。
「扉が 粉々でがすよ。
ありゃ あきらかに何者かが ぶっ壊したに ちげえねえでげす。
「悲しいっ!!
まったく アッシは悲しいでげすよ!!
なんのことかって?
ゼシカの姉ちゃんのことに 決まってるでげす!
誰にも ひと言もなく いなくなるなんざあ……せめて アッシに 相談してほしかったでがす。
「アッシも 盗賊の出でがすから 結構 宝石とか お宝関係には 強い方なんでげすよ。
……しかし クラン・スピネルってえ 宝石のことは とんと聞いたことが ねえでげすねえ。
「リーザス……像…… ゼシカの姉ちゃん……んー?
……何かが のどもとまで 出掛かってるんでげすが…… う~ん……なんでがしょうかねえ?
「例のレオパルドって犬は 北の方角に 逃げたって話でがしたね。
リブルアーチから 北っていやあ 場所は わかったも同然でげす。
さあ まだ見ぬ新天地へ急ぐでがす!
「このあたりは ゼシカの姉ちゃんの 故郷でがすね。
ああ。アッシの故郷には 行く必要ないでがすよ。兄貴の近くが アッシの 心の故郷でがすからね。
「これが 雪国……。
ぬおお。なんて きびしい寒さでがす。
こりゃ たまらんでがす。
視界は悪いし 歩きにくいし 黒犬のヤツは 何が うれしくて こんな所に 逃げ込んできたんでげす?
「あのヌーク草ってのは 本当に 大したもんでがすね。
身体が ポカポカしてきて 寒さが 全然 気にならねえでげすよ。
「グラッドとかいう薬師は 話を聞くかぎりじゃ なかなか 評判がいいみたいでがすね。
人探しなんて ダルいばっかりだと 思ってたけど こりゃあ ちょっと 会うのが 楽しみになってきたでげす。
「あのオオカミども いったい 何だったでげすかね?
普通のオオカミには ありえない 邪悪な気配を 感じたでがすよ。
オオカミにしては 妙に強かったし。
「グラッドのだんなは アッシらを信じて メディばあさんのことを まかせてくれたんだ。
その信頼を 裏切るわけにゃ いかねえでがす。くっちゃべってないで 先を急ぎやしょうぜ!
「最初は あれほど 珍しかった この雪景色も 今じゃ すっかり 見慣れたもんでがす。
どっちを見ても 真っ白けで 変化ってもんがねえから アッシは もう飽きちまったでげすよ。
「なにしろ あの黒犬は 空を飛んでるでげすから 目撃者も きっと 多いはずでげすよ。
ここは 地道に 人々から 話を聞いて回るのも いいと思うでがす。
「最後に見た 黒犬野郎は たしかに こっちの方角に 飛んで行ったでがす。
もし どうにか追い詰めても また奴に 飛んで逃げられちゃあ もとの もくあみだ。
空を飛ぶチカラか……。
かいもく 見当もつかねえや。
「この島は いったい どういう場所なんでげしょう?
入り口は 隠されてるわ 怪しげな影は 現れるわ ちょっと 普通じゃないでがすよ。
「もしかして レティスの影を 追っかけるつもりでげすかい?
やめときやしょうぜ。
本当に 異世界に 迷い込んだら どうするんでがす!?
「ふう……ふう。
アッシ もう 走れないでがす。
しんどいでがす~。
ヤンガス
「アッシは 異世界って もっと 恐ろしげで まがまがしい所かと 思ってたでがすよ。
でも これなら 灰色なだけで アッシたちの世界と たいして 変わらないでげすね。
トロデ王
「バカ者 よく見んか!
こりゃ たいして 変わらんどころか そっくり 同じじゃろうが!
ヤンガス
「……おおっ 言われてみれば!
トロデ王
「どうも この異世界というのは わしらの世界とも 深い関わりが ありそうじゃな。
ヤンガス
「ふ 深い関わりって……?
トロデ王
「いや 適当に 思いつきを 言ってみただけじゃ。本気にするな。
ヤンガス
「……おっさんの言うことを まともに聞いた アッシがバカだったよ。
「それにしても 味気ない所でがす。
この世界じゃ ゴールドのかがやきも 感じられないんでげしょ?
メシを食っても ちっとも うまそうじゃないし……。
そんなの アッシ 耐えられないでがす。
「ふは~っ。
こっちの世界に 戻ってくると 人心地つくって感じでがすね。
アッシは やっぱり あんな味気ない世界より 色鮮やかな この世界の方が 好きでげす。
「レティスを探すにしても いったい ヤツは この闇の世界の どこに いるんでがすかねえ?
この島だけでも シラミつぶしに探すにゃあ けっこう 大変でげすよ。
「さっきの レティスとの戦いは ちょっと 油断してただけでがす。
今度 戦ったら 絶対に不覚はとらないげすよ!
「レティスって 鳥のくせに やけに 礼儀正しい しゃべり方を するヤツでげすね。
アッシなんて この通りの 下品なしゃべり方しかできねえから 恐縮しちまうでがすよ。
「賢者の末裔たちばかりか レティスの卵まで 救えなくて アッシは 本当に悔しいでがすよ!
こうなったら 今度こそ ラプソーンの野郎に この怒りを ぶつけてやるでげす!
「いつ来ても この世界は 地味でがすねえ。
風景に 色味がないから 歩いてても 退屈で退屈で……。
いい加減 眠くなってくるでげすよ。
「賢者の末裔たちばかりか レティスの卵まで 救えなくて アッシは 本当に悔しいでがすよ!
こうなったら 今度こそ ラプソーンの野郎に この怒りを ぶつけてやるでげす!
「アッシは 今まで 服の色がどうとか 細けぇ事を言う奴は 大っ嫌いだったんでがす。
けど 闇の世界に行って アッシ 生まれ変わりやした。
色があるって 素晴らしいでげす!
「兄貴。アッシらは まだまだ 鳥になりたて。
巣立ったばかりの ヒナ鳥でがす。
黒犬の野郎を 追いかけるには もうちょっと 空を飛び回って 飛ぶ練習をしたほうがいいでげす。
いやその ご決断は 兄貴に全部 まかせるでげすが。
「フォーグ(ユッケ)と 待ち合わせてる 竜骨の迷宮は 南にある砂漠の ど真ん中にあるらしいでがすぜ。
「あれだけ 世界中を 走り回ったってのに 行ったことのない 場所が まだ残ってるでがすね。
アッシは この年齢になって ようやく 世界の広さが 身にしみて わかったでげすよ。
ヤンガス
「空を飛んでると どうも こう 足の下が スースーして 落ち着かないでがすよ。
スカートをはいてるのは きっと ああいう気分なんでげしょう。
ゼシカの姉ちゃんは すげえでがす。
ゼシカ
「……ん? 私が 何?
ヤンガス
「いやいやいやいや!
なーんでも ねえでがすよ!
「三角谷で もらった なんとかかんとかの葉っぱ。
ほんとに 役に立つんでげすかねえ?
まあ 葉っぱだろうと カッパだろうと 黒犬が見つかりゃあ アッシは文句ねえでがすが。
「くん くん くん……。
もっと 上のほうから あの 腐った生ゴミみてぇな 黒犬の匂いが してくるでげすよ。
「ともかく あいつでげす!
マルチェロの野郎 兄貴を 煉獄島なんかに 押し込めやがって!
ウガーッ! 許せねぇでがす!
たっぷり とっちめてやるでげす!
「ラプソーンのやつ とうとう 本性を あらわしやがったでげす!
もう杖もねぇ 宿主もねぇ。
そうなりゃ 本体をやっつければ 二度と よみがえらねぇはずでがす!
あと1回。あいつに勝ちゃぁ 世界は 救われるんでがすよ!
○○の兄貴!
「地べたを走り回って 海を渡り 空を飛んで……アッシの横には いつも 兄貴が いたでがすねえ。
さあ もうひとふんばりでげす。
わずらわしい野郎を やっつけて 思い出を たっぷり語り合いやしょう!
「まあ パルミドの連中は 殺しても死なねぇような奴ばっかだ。
そう心配はねえと 思うでげすが……。
…………。
でっかいでげすなあ。
ラプソーンは。 ほんとに でっかい敵でがすよ。
「アッシ 歩き疲れたでげす。
キラーパンサー屋が どっかに ねぇでがすかねえー。
でかい戦いの前に ヘトヘトじゃ 意味がねぇでがすよ。
キラーパンサーちゃーん。チチチチチ。
「船を手に入れた アッシらが 初めて この地に来たときは まだ ドルマゲスを 探してる最中でげしたよ。
それが今じゃ 暗黒神なんていう 世界の破滅をたくらむ 悪のかたまりと 戦おうとしてるんでがすからね。
こんな大冒険になるとは 思ってもみなかったでげすよ。
「魔物と住んでる じいさんは 元気にやってるでがすかねえ。
近くだから ちょいと顔を見に 行ってやりやしょうよ。
ひょっとしたら 魔物に食われて 死んでるかも……って おっと。
縁起でもねえでがすな。
「ラプソーンが サザンビークを 滅ぼしちまったら 馬姫さまの結婚の話も なかったことになるでがすな。
ひどいことを 言うようでがすが 国が滅んだ結果 結婚の話がなくなるなら それはそれで いいと思うでがすよ。
「この先は 王家の山でがすね。
チャゴス王子と一緒に 登ったのを 思い出すでげす。
あんまり いい思い出じゃ ありやせんがね……。
「今 ひらめいたでがす!
アッシが この島に ぴったりの名前を 思いつきやした。ぜひ 聞いてくだせえ。
名付けて ドルマゲス島!
げーすげすげすげす!
どうでがす? サイコーでがしょう?
「空を飛べるとはいえ こうやって 走り回ることを 忘れちゃならないでがすよ。
アッシは 地べたを 走ってる時が いちばん 好きでげす。
旅をしてる感じがいいんでがすよ。
「ラプソーンが 今の世界を どうやって 滅ぼすつもりなのか 見当もつかねえでがすが……。
滅亡後の世界ってのは 砂漠みたいに どこもかしこも荒涼とした 土地になっちまうんでげすかねぇ。
「ヌーク草の効果なんて とっくに 切れてんだから 不用意に ここに来るのは どうかと思うでがすよ。
ラプソーンとの戦いを控えて 全員で 風邪なんて ひいたら シャレになんないでげす。
「この島に来ると 思い出すのは レティスの影を追って やたらに 走り回ったことでがすね。
あん時は ヘロヘロになるまで 走らされて 逃げていくレティスの影が 憎たらしく思えたもんでげすよ。
「そういや ラプソーンは こっちの世界で 生まれたんでげしたね。
たしかに こんな色がなくて 暗~い世界で生まれ育ちゃ あの野郎が ひねくれてんのも うなずける話でがす。
「兄貴! 知ってやすか!?
西ってのは 空が赤いほうでげすよ。
ほら 夕焼けとか 朝焼けとか。
……ありゃ 夕焼けと朝焼け どっちだったでがすか?
こんがらがっちまったでげす。
ヤンガス
「今さらでがすが ホントに ドルマゲスを倒せば 馬姫さまと おっさんは 元に戻るんでがしょうか?
ククール
「元に戻る以前にだな ふたりが 本当にトロデーンの王と 姫だってことが いまだに信じられんよ。
ゼシカ
「そうね。ひょっとしたら 私たちは かつがれてるのかもしれないわ。
トロデ王と○○の 壮大な妄想に!
トロデ王
「バカ言ってないで さっさと サザンビークへ行くぞい。
「このまま アッシたちが サザンビークへ行ったとして 魔法の鏡を 借りられるんでがしょうか?