ドラゴンクエスト
総合TOP>ドラゴンクエスト8>ククール会話集(町・ダンジョン)
読めばほとんどストーリーその他が分かってしまうので未プレイの人は注意!
会話発生条件が正確でなかったり、抜けている会話が相当数あるはずです。メールフォームから情報を送ってくれると非常に助かります。
「このトラペッタって町は なかなか大きくて 栄えてるようだが どうも 遊べる所はなさそうだな。
どこかに オレにふさわしい 美女と 遊びと 成功に満ち満ちた町は ないもんかね? ○○ 知らないか?
「ドルマゲスが 逃げたという 西の大陸には 大きな町が いくつもあって 栄えてるそうだな。
オレも 早く 行ってみてえし 今は 寄り道なんてしてないで 船を手に入れることに 集中しようぜ。
「ここらは いちおう トロデーンの城下町になんのか?
……へぇ。
この町じゃ オレは 右も左もわからない。お前の後に ついてくから 適当にがんばってくれ。
「あんな 妙なオヤジの占いが アテになるとは 思えないね。
どうせ クチからでまかせだろ。
どうしても にこにこ王さまと ゆかいなお城を 探しに行くんなら 別に 止めやしねぇけど。
「どうしたらいいか 迷ったら すぐに ルイネロの占いに頼るってのは どうかと思うぜ。
あっ! それとも ルイネロの娘のユリマに会うのが 目的なのか?
彼女 ちょっと 幼い感じだが なかなか かわいいからな。
○○も 意外にわかってるじゃないか。
「今 この洞くつに来ることに 何か 意味があるとは 思えねえが……。
まあ いいさ。
どこへ行くかは ○○に まかせているからな。
「こういう 人里はなれた一軒家には わけあり 美女が ひとりで住んでるってのが 相場なんだがな。
まったく 世の中は 新鮮な おどろきに満ちてるよ。
うれしくも 何ともないけどな!
「なにっ!?
ここがあの リーザス村か!
……なんちゃってな。
こんな村 聞いたことねえな。
「魚の網に ひっかかってるとか 畑に野菜といっしょに 植わってるとか そういうのは まずないからな?
もうちょい それらしい所に 見当つけようぜ。時間のムダ ムダ!
「ここが ゼシカの出身地?
でも 残念ながら ここには ゼシカは いなさそうだぜ。
……なんで そんなことが わかるかって?
う~~~~~ん………………。
……勘かな。
「今さら こんなところで 油売ってても 時間のムダだぜ?
行くんなら もっと 核心をついた場所に行かなきゃな。
「まったく 回り道が好きだな。
あの 黒犬のことは もう忘れたのか?
「思い出に浸りたい気持ちも わからないではないがな。
だけど グズグズしすぎてっと 戦う気持ちが 消えちまうかもしれねえぜ?
「こりゃ ずいぶんと 古くさい塔だな……。
「世の中 高い建物を見ると 登らずにいられない人種がいるらしい。
オレなら ごめんこうむりたいがな。
「一度は 登った塔なんだろ?
だったら ためらわないで ガンガン登っていこうぜ!!
「ヒュー……。
ちょっと ビビッたぜ。リーザスって女性 あんなに美人とはな。
それを 最初から わかってりゃあ 花束のひとつも 用意できたんだが……ま いっか。
「まずは 目的達成だな。
さあ 次を急がないと 怖い怖いゼシカちゃんが あのデブを 殺っちまうかもしれないぜ?
「あんまり回り道ばっかしてると この塔であった 美人のリーザスさまに 申し訳がないぜ。
「オレたちは 空を飛べるんだ。
まどろっこしいことしてないで あの暗黒神の城に 直で行こうぜ。
「オレ これでちょっと 暗黒神に 感謝してたりするんだぜ。
なにしろ オレが 修道院から抜け出すきっかけを 与えてくれたわけだし。
……つってもまあ 当然 生かしておくわけにゃ いかないんだけどな。
「ふーっ。
空気が うまいな。
修道院の抑圧から 解放されたのが でかいんだな。
なにもかもが 気分よく感じるぜ。
「ガキだったオレは 何かに すがりたい一心で あの日 修道院に かけこんだんだ……。
……今だったら 違うな。
この旅が終わったら 誰にも頼らず ひとりで生きていきたいね。オレは。
「たしか ドルマゲスは 海の上を 歩けるんだろ?
なら 港で話を聞いてもムダだ。
あいつから……
マルチェロからもらった 地図もある。
ひとまず 街道沿いに行こう。
「やれやれ。
こんな時に こんな場所に来るとはな。
さっさと 暗黒神を追い詰めないと 唐突に 人生が 終わっちまうかも しれねえぞ?
「……まあ ね。
修道院の きゅうくつな暮らしには 飽き飽きしてたんだ。いい機会さ。
それに ゼシカとは もっと 深いつき合いになりたい。
「まだ ここを出てから そう 日もたってないのに 雰囲気がよそよそしい。感傷的すぎか?
ま どうでもいいか。
聞く事 聞いて さっさと出ていこうぜ。
「…………。
必要な情報は 手に入った。
もう ここに用はないだろ。
「どうやら マルチェロの奴が 新しい修道院長になったらしいな。
聖堂騎士団長と 兼任だとか。
ますます お忙しいことで。
さぞや 上機嫌だろうよ。
「あの混乱だ。マルチェロが 何をしようとしたか すべて うやむやに 消えてしまった。
修道院の連中は 最後まで 何も知らず あいつを信じてるのか。
……それも 幸せなのかもな。
「院長が まさか死ぬなんて……。
葬式は 好きじゃないんだ。
得意な奴も いねえだろうけどさ?
そりゃ 当たり前だけど……。
……やめた。
あんたらに 話したって どうなるもんでもない。
ほら 行こうぜ。ドルマゲスを探しに。
「……変わってねぇなあ ここは。
たいしたことねぇ町なのに なんか ほっとするね。
「ここは 変わんねぇなあ。
ほっとするよ。いつもの安酒のにおいが 外まで 漂ってきてる。
まあね。肩のチカラ抜いて 気楽にいこうぜ?
勝負は時の運って言うしな。
「なあ ○○。
城のほうへ 行ってみないか?
じいさんばあさんと ダラダラ話してたって なにも 面白いことなんか 起きやしない。
美女も 冒険も カタキ討ちも たいてい 城を舞台にするもんさ。
な? 行こうぜ。
「……あのばあさんが キラの 50年後か……。
人生は非情なもんだね。
ああ そうだった。
とにかく ばあさんに話を聞いて キラに伝言に戻らなきゃ。
「月夜の晩 高い丘の上で ひとばん 祈りを捧げれば どんな願いでも叶う……。
オレは 行くだけムダだと 思うけどね。
「今のところは 家の中や 町の中までは 魔物は入ってきてない。
だが この先はわからねぇ。
……どうにかしないと な。
「あーあ。せっかく修道院を 出てきたってのに またかよ!
しんきくさい 黒だの灰色だの。
ま 喪服ってのも それはそれで 色気があるけどな。
「……けっこう かわいい子なのに あれも 目に入らないくらいの 上玉……。
2年も 忘れられないほどの 美しいお后様…か。幽霊でもいいから いちど ふたりきりでお目にかかりたいね。
「……妙だな。静かすぎる。
いくら夜中だからって 城の中だぜ?
物音ひとつしないのは おかしい。
何か……とてつもない事が この城で 起きてるみたいだな。
「……あの目 あの唇 あの声 あの仕草……忘れられない。
たしかに あれじゃあ 何年だって 嘆き悲しむはずさ?
あの王には 正直もったいないね。
あと2年早く オレが こっちまで遠征してりゃあ 生身の王妃に会えたのに。悔しいなあ。
「アスカンタ王には 貸しがある。
王に頼んで 国中の兵士にも 月影のハープ探し 手伝わせようぜ。
「これで ふりだしに戻った。
どうも 話がうまくいきすぎると 思ってたんだ。案の定だよ。
で どうする?
おとなしく 王様の兵を待つか?
それとも てめぇでなんとかするか?
「なんていうか……ここの王様は どうも 頼りないね。
アスカンタは 大丈夫なのか?
「オディロ院長に トラペッタの マスター・ライラス。
そして ゼシカの兄 サーベルト。
偉い奴を 無差別に殺してるかと 思えば ここのパヴァン王は 狙われてすらいない。
あいつ……ドルマゲスの目的 いったい 何だと思う?
あいつは 何をたくらんでるんだ?
「おかしなもんでさ?
誰かがそばにいると つかの間 恐ろしさは 忘れられるんだ。
町の人間だとか カジノだとか 普通に いつも通りに暮らしてりゃあ 全部悪い夢だって そう思いこめる。
でも あれは現実だ。
赤い空も 暗黒神も。
見えないフリしてたら 死ぬだけだ。
「…………。
ぺらぺら喋ると 消耗するぜ。
それに 魔物を呼び寄せちまう。
わかったら 黙って歩くんだ。
「……夜は 人を詩人にするが 誰もが 優れた詩人になれるとは 限らないものさ。
……オレ? さあね。
女性のお望みとあらば 披露しないでも ないけど?
ま 今日はやめとくか。
せっかくの月だ。
黙って 眺めるのも いいさ。
「……ま 修道院も 追い出されてみるもんだね。
おかげで 珍しいものが見れた。
ロケーションも バッチリ。
人気もない……うん……
ん? ああ ひとりごとさ。
何でもない 何でもない。
「……あいつ 何なんだ?
人間じゃない…のか?
見た感じは 普通だけど……。
まあいい。
あの手の顔は 敵じゃない。
信用するとしようぜ。
根性のひねくれた奴は ドルマゲスおじさんみたいに ユニークな顔立ちになるからな。
「人よりたくさん歩いたからって 誰も お前をほめないと思うぜ?
効率よく 探そう。な?
「それにしても きたねえ町だな。
早く 情報屋とやらを見つけて こんな町からは おサラバしたいもんだぜ。
ククール
「なんだ ここのカジノじゃ ポーカーは 遊べねえのか?
オレの 華麗なカードさばきを ゼシカに 見せてやろうと思ったのに 拍子抜けだな。
ゼシカ
「そんなこと言って また イカサマしようってんじゃ ないでしょうね。
やめてよ。こんな所で バレたら ただごとじゃ すまなくなるんだから!
ククール
「なんだい ハニー。
オレのことを 心配してくれてるのかい?
ゼシカ
「……私たちにも 迷惑が かかるって言ってるのよ!
このうぬぼれ屋さん。
ククール
「オレとしては さっさと 王様をひろって こんな町からは おサラバしたいね。
ゼシカ
「そう? 私は もうちょっと ここを探索してみたいんだけど。
ククール
「こんな うす汚い町を 歩きたがるなんて ゼシカは 物好きだな。
……なるほど。
だから オレほどの美形が 口説いてるのに なびかないんだな。納得したよ。
ゼシカ
「勝手に 言ってなさいよ!
○○ こんな男 無視して 早く トロデ王のとこへ 行きましょ。
「情報屋が 留守じゃあ もう この町に 用はないだろ?
さっさと 他の土地へ 移動しようぜ。
「トロデ王は かなり 飲んでたみたいだな。
足元が おぼつかない様子だったが ほっといて 大丈夫なのか?
「だから 言わんこっちゃない。
こんな町で ダラダラ長居してるから 面倒に巻き込まれるんだぜ。
「何だか 当たってても 当たってなくても どうでもいいような 内容だったな。
まあ 占いなんて こんなもんか。
振り回されるのも バカバカしいぜ。
「あの馬姫さまが 馬車つきで 1000ゴールドとは あの馬ドロボウ ずいぶん 買いたたかれたな。
「やれやれ つまらない事件に えらく 振り回されるな。
もう 面倒だから 姫のことは あきらめようぜ。
……って 冗談だよ 冗談。
そんな怖い顔するなよ。
「……うん?
たしか ビーナスの涙が眠ってる洞くつに 行くんじゃなかったのか?
それとも 先に カジノで 運試しをするっていうのか?
お前さんも 好きだね。
「こんな所で 油売ってないで さっさと 女盗賊のアジトに向かおうぜ。
オレは この町にいると 身体が かゆくなってくるんだよ。
「オレは この町にいると 身体が かゆくなってくるんだよな。
さあ 急ぐとしようぜ。
「荒野の魔法船だって?
そんな怪しげな情報に 乗せられて 大丈夫なのか?
オレには あの情報屋が 苦し紛れに適当なことを 言ったとしか 思えないんだよな。
「…………。
クチを開けると パルミドの ほこりっぽくて カビくさい空気が 入ってくるだろ。だから黙ってるんだ。
「ああいう 天然っぽい子は けっこう厄介なんだよ。
……いや そうじゃなくて。
この町じゃない……修道院にも そんなもの あった覚えはないとなれば 答えはひとつしかないだろ?
「へえ。ついてるな。
アスカンタと 言やぁ あそこの王には 貸しがある。
月影のハープ ひとつくらい こころよく 譲ってくれるさ。
「前にも言ったと思うが オレは この町は きらいなんだがな……。
ああっ くそっ!
さっそく 身体が かゆくなってきやがったぜ。
「たしか この町には 普通の町には いられなくなったような
罪人や 悪党が 流れ着くんだよな……。
ん? 誰か 探してるのかって?
……いや 何でもないんだ。
あのプライドの高い男が いくら 落ちぶれたからって こんな所で おとなしくしてるわけないからな……。
「どうやら 女盗賊ゲルダは あのキントとかいう 馬ドロボウなんかとは 格が ちがうみたいだな。
こんな所に 堂々と 一軒家を かまえてるなんて ただ者じゃないぜ。
「トロデ王を ここに 連れてこなかったのは 正解だったぜ。
あのおっさんが 姫の姿を見たら 無理にでも 連れ出そうとして また 面倒が起こるにちがいねえもんな。
「ゲルダは たしかに 美人だが ちょっと トゲがありすぎるのが 玉にキズだな。
まあ そういう相手を 自分に メロメロにさせるってのも いいもんだが 今回は 誰かさんに ゆずっとくよ。
「しかし ここは なかなか いい馬小屋だよな。少なくとも 修道院の馬小屋よりは ずっと立派だよ。
姫にとっては つらい旅を 続けるより ここで 飼われてた方が 幸せなんじゃないか?
ククール
「しかし あの抜け目なさそうな 女盗賊が 本当に 宝石と引き換えに 姫と馬車を 返してくれるのか?
最悪 宝石は奪われて 姫も馬車も 戻ってこないなんてことに ならなきゃいいんだがな。
ヤンガス
「ゲルダはあれでも 約束は キチンと 守る奴でがすよ!
それは アッシが 保証するでげす。
ククール
「ヤンガスの保証ね。
そいつが アテになりゃいいんだが……。
「オレの見立てじゃ ゲルダが ヤンガスに つらく当たるのは 脈アリってことなんだが……。
だからと言って 助言する気も さらさら ないけどな。
ふたりとも いいトシなんだから 勝手にしてくれって感じだぜ。
「あの女盗賊と ヤンガスが 昔 いろいろあったとは どうしても 信じられねぇなあ。
それとも ヤンガスの背中には チャックがついてて 中に すらっとした男前でも 入ってるのか?
「ヤンガスと ゲルダの関係には もう オレからは 何も言うことはないね。
勝手にしてくれって感じさ。
「オレたちは たしか 今 黒犬を 探してるんだったよな?
さすがに ゲルダの家に 黒犬はいないと思うんだが 何か アテがあってのことなのか?
「いよいよ 大勝負の前なんだから ヤンガスとゲルダの仲も いいかげん 少しは 進展すりゃいいんだが……。
まあ 今までが 今までだから オレも たいして 期待はしてないさ。
「必ず 返しにこい……か。
要するに 生きて帰ってこいってワケだ。
素直じゃないね どうにも。
結局のところ ふたりの仲は たいして 進展しなかったが 今回は まあ これで よしとするか。
ククール
「ゲルダも こんな近くに お宝があるってのに これまで 自分で 取りに来ようとは 思わなかったのかね?
それとも 誰かさんみたいに 自力じゃ 宝を取れなかったから オレたちを 利用しようってのか?
ヤンガス
「誰かさんってのは アッシのことでげすかい?
う~っ! いちいち 嫌味な男でがす。
「やれやれ。何で こんな洞くつに もぐるハメに なったんだかなあ……。
ドルマゲス探しは どうなったんだ?
「あの石柱で 突き上げられる 仕掛けには さすがに おどろいたね。
もう少しのところで オレのこの明せきな頭脳が 天井に激突するところだったんだぜ。
まったく この洞くつを作った奴も 危険な仕掛けを考えてくれたもんだよ。
「いや……あの飛ぶやつで 遊ぶのは また今度にしようぜ?
「○○。さては お前 あの石柱で 飛び上がる仕掛けが 気に入ったな。
その気持ちは わかるけど せいぜい 天井で 頭を打たないように 気をつけて 飛べよ。
「こんな所に 来るなんて また あの突き上げる石柱の仕掛けで 遊んでくつもりなのか?
……やれやれ。
お前も ホントに 好きだよなあ……。
でも ほどほどにしとけよ。
ラプソーンと戦う前に 天井に頭ぶつけて ケガしてたんじゃ どうしようもないからな。
「○○も トロデ王も なに ぼーっとしてんだよ?
さっさと行こうぜ。
ああ でも気を付けろよ。
まだこの城には 嫌な気配……
魔物の気配が プンプンしてやがる。
「…………。
別に 祈ったからって なんか こいつらが助かるわけでも ねえよなあ。オレの 気休めさ。
「オレは このへんを探すから お前は 残り全部を担当な。
じゃ そういう事で。
「ありえない場所に ありえない船。
呪われたイバラ城 ときて 今度は 月の窓まで現れたか。
まるで おとぎ話だね。
まあいいや。乗ってみるか。
「アスカンタと トロデーン城は けっこう 離れてたはずだよな?
なのに なんで同じ場所に通じてるんだ?
「とにかく これまでの旅で 面倒みてやった奴の 誰かが 月影のハープを持ってるわけだ。
たいそうな宝物らしいから 金持ちか 王様ってことこじゃねえか?
「おいおい いくらなんでも ここで 月影のハープまで 手に入ったら できすぎだろ。
探したいなら 止めねぇが たぶん 無いと思うけどなあ。
「おい 早く歩けよ。
トロデ王には悪いが この城は どうも気味が悪い。
「さて その月影のハープで いったい どんな奇跡が起きるのか。
乞うご期待ってとこだね。
「今は 感傷にひたるより 少しでも 先に進むべきだ。
ドルマゲスを 追いかけるんだろ?
「んー……?
あんまり 大きな声じゃ言えないが いくつかは 見た顔があるな。
ここにいる連中 どうやら 世間じゃ知られた 金持ちばっかりみたいだぜ?
「ああ…… そういや ずっと昔に 祈りを捧げにいった 金持ちの家で 聞いたことがあるな。
……なるほどな。
あの金持ち連中がはまってた お遊びは こいつのことだったのか。
「20万ゴールドを 払ってもらった時は 別に うれしくもなんともなかったんだが……。
商品がもらえるってんなら 悪くないな。またやってみてもいいか。
「あのマフラー親父 よくよく見たら 美人に囲まれて ずいぶん いい生活してるよな……。
ちくしょう。
ちょっと 腹立ってきたぜ。
「次は ランクSか……。
優勝商品は バニーちゃんだといいんだがな。
「結局 ランクSまで 勝ち抜いたのに 商品にバニーは 入ってなかったんだよな……。
なんつってな。
そんなの あたりまえだろ?
「ずいぶん 歩いたよな。
今……地上でいうと どのへんだ?
どこまで このトンネルは続いてるんだ?
おしゃべりは よそう。
体力温存しとかなきゃな。
これだけのことをして盗んだ お宝だ。おとなしく返すとは 思えないからな。
「どうも 寒気がするんだ。
なあ。とてつもなく 嫌な響きが どこからか 聞こえてこないか?
例えるなら 凶悪なドラゴンが うなりをあげるような……地獄の鬼が 叫んでいるような。そんな 何かが。
「あの いたずらもぐらたち。
かわいそうに。もう 長くないな……。
ていうか オレらもヤバイだろ。
騒音の元凶 あの大モグラを とっちめて黙らせようぜ!
「いろいろ 苦労したけど どうにか 月影のハープも手に入った。
でも……。
あのモグラ ずいぶん適当に 弾いてたみたいだけど まさか 壊れてねぇよな?
「少しくらい さびれていても どこぞの城みたいに 呪われているよりは ずっと マシってもんさ。
……おっと こりゃ 失言だったかな?
「また えらく ベタベタな話だな。
……だが あの お姫様。
ああいう健気で 可憐なタイプも悪くない。
ここは ひとつ 何か 取り入る手段でも 探してみるか。
「クックック。
集めたメダルの枚数だけ お姫様の心は このオレに 傾いていくのさ。
ククール
「……あれっ おかしいな?
メダル集めが 終わった今 オレに ベタぼれのお姫様が この胸に 飛び込んでくるはずなんだが……。
ゼシカ
「なに 都合のいい妄想 タレ流してんのよ?
そんなこと あるわけないでしょ!
ククール
「このオレに ほれないとは お姫様も 見る目がない……。
こりゃあ メダル王家が 再び 落ちぶれるのも 時間の問題だな。
ゼシカ
「な~に 負け惜しみ 言ってんのよ?
見る目も何も あんたなんて 最初から 王女様の 視界に入ってないわよ!
「知ってるか?
聖地ゴルドの女神像は 平民は お救いにならない。
ありがたい神殿に入って お美しい女神像に じかに お会いできるのは 王侯貴族だけ。
救いなんか 必要じゃない お偉い方々にしか 神殿には 入れてもらえないのさ。
「……ニノ大司教と 仲良くお出かけか。
うさんくさい組み合わせだな。
マルチェロ団長も 何を考えてるんだか。
まあオレには 関係ないけど。
……うん。
もう 奴とは 関係ないんだ。
「まさか このごに及んで 神頼みか? まったく しょうがねえな。
はいはい。お好きなように して下さい。
しかし ○○は 見かけによらず 気が小さいな。
そんなんじゃ 勝てる戦も 勝てねえぜ?
「今んとこ 三割ってとこか。
ああ 確率だよ。ゼシカはうまくいった。
ドルマゲスのおじさんと 黒犬は死んだ。
手加減するつもりはない。
そこまで 甘くないけど……。
あいつ 死ぬのかな?
「……ああ うん。
別に。どうってことないさ。
…………。
悪いな。何か話したいなら 他の奴を あたってくれ。
「人命救助は 生き残りの兵と 聖堂騎士団員が どうにかするだろう。
長居しても 意味はない。
ほら 空の上で暗黒神サマが 早く来いって 呼んでるぜ?
ご招待は つつしんでお受けしなきゃな。
「こういう場所は つくづく オレの性に合わないね。
カジノにでも いるほうがマシだ。
…………。
なんだよ。
もう 話は終わっただろ?
「……なに なんか用?
…………。
オレは 別に話す事はない。
ごちゃごちゃ話しかけてくんなよ。
うっとおしい。
「教会に 幻想でも持ってたのか?
つくづく おめでたいね。
内情は あの通り泥沼さ。
閉鎖された世界にいるぶん 普通の奴より 歪んでやがる。
あんただって ここまで オレと旅してきたんだ。
よく わかってんだろ?
「……やな空だね。
どうにも いけすかないな。
これが 魔物のチカラか?
あの ラプソーンの……。
まあ 考えても仕方ない。
とにかく 黒犬を見つけて 倒すしかねぇな。
「……今度こそ 止めなきゃな。
たとえ 何があっても。
「こういう はなれた場所にある 教会ってのは 頼めば誰でも ただで 泊めてくれるもんなんだ。
金に困ったときなんか とっても便利だぜ。
「ドルマゲスが 向かったのは ベルガラックだそうだな。
あの町は カジノで 有名な町なんだぜ。そんなとこに ヤツは いったい 何をしに行ったんだ?
「暗黒神のうわさが 流れても ここのヤツらの つつましい暮らしに 影響はないと思うぜ。
毎日 クソまじめに 同じ日課を 淡々とこなすのが 教会の暮らしだからな。
「ドルマゲスが ここに来たっていう情報が たしかなら もう こっちのもんだ。
もし ヤツが すでに ここを 去っていても 聞き込みをすりゃ その後の足取りくらい つかめるしな。
修道院長の カタキ討ちも 思ったより はやく すみそうだぜ。
「もし オレたちより早く ここにドルマゲスが 来ていたとしたら もう 殺人を犯したあとなんだろうな。
「ドルマゲスに追っ手が差し向けられたようだが オレは 追っ手の安全の方が 心配だね。
なんにしても これ以上 犠牲者は 増やしたくねえよな。
「これは カンなんだが ゼシカは これまで訪れた町には いないような気がするんだ。
どうしてだって 聞かれても カンとしか 言いようがねえんだけどよ。
「○○は どうしても ここのカジノで 遊んでみたいか?
→はい
「だったら カジノのオーナーの 屋敷へ行って カジノをあけるよう 直訴しに 行ってこようじゃねえか!
→いいえ
「ははは カジノに興味なしか オレは いっぺん ベルガラックの カジノで 豪遊してみたいんだがな。
「おいおい ひょっとして カジノが閉まってるのは 兄妹が 遺産相続で もめてるからなのか!?
「あのふたりの どちらかに 協力して 白黒つけてやらないかぎり カジノは再開しないってわけか。
だったら ここはひとつ オレたちが 護衛を引き受けてやるか。
それが 世のギャンブラーのためだ。
「ああ まだ眠い…。
きのうの料理に 眠り薬が入っていたとはな。
どうりで昨夜は 眠くてたまらなかったわけだ
「ああ まだ眠い……。
でも そんなこと 言ってられないか。
はやくユッケを 追いかけないとな。
かわいい 女の子を ひとりで行かせるのは 心配だしな。
ククール
「どっちが 家を継ぐかで もめるとはな……兄妹なんかいたって ろくなことがないって 証拠だね。
ゼシカ
「それは 聞き捨てならないわ。
サーベルト兄さんと 過ごした時間は 私にとって 宝物なんだから。
ククール
「かぁー!
真顔で くさいこと 言わないでくれよ。
顔から火が出そうだね。
ゼシカは 幸運だったのさ。
兄妹ってのは お前んとこみたいな 仲良しこよしばっかじゃないんだっての。
「大丈夫かね ユッケちゃん。
先走って ひとりで 竜骨の迷宮へ 行っちまったけどさ……。
先に行っても オレらがいないと 先へ進めないんだから 竜骨の迷宮まで 護衛してやっても よかったのによ。
「これで ようやく お役ごめんか。
あとは ほうびを受け取るだけだな。
「○○。もらったコインは オレ様が 2倍にも 3倍にも してやるぜ。
お前だって 知ってるだろ?
オレ様の ポーカーの腕前をよ。
ところで ベルガラックの カジノには ポーカーがあるのか……?
「初めて ここに来たとき カジノは 閉まってたけどさ これからは好きなときに カジノで 遊べるんだよな。
息抜きには ちょうどいい 場所ができたってわけだ。オレたちも ちょくちょく 利用させてもらおうぜ。
「おいおいおい なんでだ!
困ったぞ 一大事だ。
どうすりゃいいんだ!?
ここのカジノにゃ ポーカーがないぞ。
オレの もっとも得意なゲームだってのに。
「ポーカーがないのは 残念だが まあ いいさ。オレ様は ゲーム全般に 強いからな。なんでも来いだ。
幸運の女神が オレをつかんで はなさないから オレは いつだって 常勝無敗の 負け知らずなのさ。
「ここは この世の終わりだー 破滅だーっていう 雰囲気とは 無縁のようだな。
ギャンブルのことしか考えてない 連中は 空が赤くなった程度じゃ パニックになったりしないようだな。
「町に魔物が入ってきて さわぎになってるようだな。
おもしろそうだから 行こうぜ。
なーに いざとなったら オレらで 魔物を退治してやればいいんだしよ。
「せっかく くち止め料のコインを もらったんだ。ここは ありがたく カジノで遊ばせてもらおうぜ。
「そういや 大王イカと戦っていた フォーグとユッケの 手下どもは やたら ふたりを怖がってたな。
自分の部下には 暴君のように ふるまってるってことかな?
まったく 人は見かけによらないな。
「せっかく 坂を登ってきたのに 美人がいそうな気配が これっぽっちも 感じられないな。建物も 悪趣味だし。
さっさと 用を済ませようぜ。
こんな所に 長居するのはごめんだ。
「そういや キラーパンサーに 乗らせてくれるとか言ってたな。
きっと 便利なんだろうが キラーパンサーってところがな……。
正直 ちょっと気が進まないな。
「……おどろいたな。
キラーパンサーってのは あんなに速く 走れるものなのか……。
あれだけ 速いなら 騎馬隊の腕利きと競争したって 相当 いい勝負ができると思うぜ。
「あの ラパンって おっさん 礼をするとか 言ってたよな。
ひょっとしたら ゼシカ用の きわどい服でも くれるかもしれないぜ?
結構 スケベそうな顔してたしな。
「あの手この手で 寄付を迫る 修道院の連中のやり方を見てるからな。
オレは ちょっとだけイヤな予感がするぜ。
友の会だなんていって これから 寄付だ お布施だと ガツガツ カネを むしられるんじゃなきゃいいんだがな。
「キラーパンサーも 悪くないが できれば 白馬とかに乗る 存在で ありたかったぜ。
「遺跡の中に 入るとき ドルマゲスの野郎 こっちを見て 笑っていやがったな。
こりゃあ 何かあると見たぜ。
遺跡の中に入るんなら それなりに 覚悟しておいた方が よさそうだ。
「ただひとつ はっきりしてるのは 今の状態では 何度トライしても 時間のムダだということだな。
「遺跡の中に 入る方法なんて ここで いくら 頭をひねったところで わかりゃしないんだ。
とりあえず あそこにいる連中に 話しかけてみるとしようぜ。
何かわかるかも しれないしな。
「もっともらしいこと言ってたが 結局 あいつら ドルマゲスが怖くて 本気で 戦う気なんてないんじゃないか?
……まあ それは 正しい判断だったわけだけどな。
もし あいつらが ドルマゲスに 戦いを挑んでいたりしたら 今ごろ 生きちゃいなかったろうからな。
「ドルマゲスが ここから 出ていく前に 結界を破らないと また 面倒くせえことになるな。
「なに言ってんだよ アイツ!
これは 魔法の鏡なんだぜ。
魔力がないわけないだろ!
あっ!
ちっ 忘れてたよ……たしか 城の学者が この鏡からは魔力が 感じられないとか 言ってたか。
「あの建物が オレたちと ドルマゲスの 決戦の場になるのか。
今 結界を破ってやるから 首を洗って待っていろよ ドルマゲス!
「やれやれ 太陽の鏡の前から すぐに どいたから 命拾いしたな。
あんな すげえ勢いの 光の束の 直撃を受けたら 焼け死んでたかもしれないぜ。
ククール
「ドルマゲスを 倒せても この中のうちの 誰かが 永久に 帰らぬ人になってるかもしれないぜ。
ゼシカ
「縁起わるいこと 言わないでよ。
みんなで 生きて帰ってくるのよ。
ヤンガス
「ううっ アッシは みんなのことを 一生 忘れねえでげすよ。
ゼシカ
「あんたも 同意すんじゃないわよ。
まるで 私たちのうち 誰かが死ぬのが 決定したみたいじゃないのよ。
「ついに始まったな!
ドルマゲスの 死へのカウントダウンが。
オレたちが ヤツの待つ 闇の遺跡の奥へ たどりついたときが ヤツの人生の最期だぜ。
ククール
「ドルマゲスのしかけた ワナがあるかもしれないから 注意して進もうぜ。
ゼシカ
「そうね。例えば すべての宝箱が ミミックに 置きかえられていたりしたら 大変だものね。
とくに 等間隔で床に物が落ちてる場合は 注意が必要よ。
私たちを おびき寄せるために ドルマゲスが 巧妙にしかけた ワナかもしれないしね。
ヤンガス
「ドルマゲスも 必死でがすなぁ。
「○○ うしろ うしろ!
わあっ!
へへっ ウソだよ。
どうだ? びっくりして 肩のちからが 抜けただろ。少しは リラックスしろよ。
「人魂が言う 儀式とやらは 身体がなければ できないらしいが オレたちなら できるんじゃないのか?
「人魂に憎まれてる レティスだけど どうもラプソーンより レティスの方が いいヤツに思えるんだがな。
まあ レティスやラプソーンが どういう存在なのか わからんから 断言はできんけどよ。
「修道院長のカタキを討ち すべてに ケリをつけてやる。
そしてオレは 自由になるんだ。
修道院での生活に 兄貴や 失われた家族のこと。すべての しがらみを 断ち切ってやるぜ。
「いるぞ ヤツが! 油断するな。
「ヤツの手のうちは 読めた!
なーに 次は必ず勝てるって。
今度こそ 首を洗って 待っていろよ ドルマゲス!
「よく考えたら ここは聖地ゴルドと 対照的な場所だったんだな。
片や 女神を崇拝する 聖なる土地で 片や 暗黒神の 復活を願う あやしげな神殿……。
まあ その聖地ゴルドの 女神像の中には 魂を失った暗黒神の 本体が眠っていたんだがな。
「ここで ドルマゲスを倒したとき 聖堂騎士団員 ククールも死んだのさ。
だから お前らにつきあって 暗黒神を倒すのは 騎士団員としてではなく 善意の冒険者としてさ。
「魔物しか 住んでいないなんて ずいぶん 怪しい家だな。
「魔物と暮らしたいがために こんな 人里はなれた所で 暮らしてんのかねぇ?
「あー ほっとした ほっとした。
せっかく手に入れた 魔法の鏡が どうやっても 使いもんにならねえって 最悪なオチにならなくて よかったぜ。
「ここの魔物みたいに 人間をおそわない おとなしい魔物も 世の中にはいるそうだ。
だから ここの じいさんも 魔物に食われて 死んじまうってことは たぶん ないだろうよ。たぶんな……。
「ドルマゲスを倒せたのも ここの じいさんのおかげだから ひと言 礼を言いたい気持ちも 分かるぜ。
だけど 今はゼシカの足取りを 追うことに 全力をつくそうぜ。
「スライムや ドラキーを飼うのは オレにもわかる。かわいらしいからな。
けど 泥人形はないだろ!
マニアックすぎやしねえか?
ククール
「ラプソーンが復活してから 世界中の魔物どもが 以前より さらに凶暴になっただろ。
ここに住んでる魔物も 凶暴化して じいさんに おそいかかるんじゃないかと オレは ひそかに心配してたんだ。
ヤンガス
「そういう可能性もあったでげすな。
ともあれ 白骨死体と化した じいさんが 目の前に 転がってなくて良かったでがす。
ゼシカ
「魔物に食い殺されたら 骨も残らないと思うわ。
ヤンガス 「うへえ。
「○○は やさしいな。
ひとり暮らしの じいさんを心配して たずねてきたんだろ?
ここの じいさんには 以前 いろいろと 世話になったもんな。
いちど 世話になったら 恩を忘れない。お前の そーゆーとこ オレは好きだぜ。
「かわいそうに……姫様は すっかり 落ち込んじまったようだ。
さあ 出番だぜ ○○。
姫様に なぐさめの言葉の ひとつでも かけてやるんだな。
「姫様の呪いを 完全に解くには ドルマゲスの野郎を この世から ほうむり去るしかなさそうだな。
「そういえば サザンビークの学者が 言っていた 魔法の鏡にくわしいヤツって ここで出会った じいさんじゃないのか!?
くそっ! どうして すぐに 気づかなかったんだ。じいさんが帰る前に 聞いとけば よかったものを。
「ドルマゲスを倒すという 任務を果たせば オレも晴れて 自由の身か……。
おっと まだドルマゲスを 倒してねえのに 気が早いか。
「いなくなる前に ゼシカが 姫様に 何か伝言でも残していれば ここで聞けるんだが……。
いくら なんでも ゼシカが そんな遠回しなこと するわけねえか。
「ここに来ると 姫様の美ぼうを おがめるから オレもうれしいぜ。
美人を眺めるのは 好きだしな。
「姫様が チャゴスと結婚したら 今みたいに 気軽に話せなくなるんだ。
後悔しないように 今のうちに 好きなだけ 話しておこうぜ。
「もしも ドルマゲスが この国に やってきたら 殺しのターゲットになるのは やっぱり 王族とかなのかな。
予想するだけ ムダか。
ヤツの殺しに 法則性があるのかどうかも わかってないわけだしな。
ククール
「オレは 王様だの貴族だのは あんまり 好きじゃなくてね。
できることなら かかわり合いになりたくねーや。
トロデ王
「お前の本心 しかと聞いたぞ!
ヤンガス
「おっさん いつの間に!
トロデ王
「あんまりじゃ!
今までククールが わしを そんなふうに 思っていたなんて。
ククール
「まいったね こりゃ トロデ王のことは 別なんだけどな。
あいつは 王様っぽくないから。
「しかし なんでドルマゲスは カジノのオーナーなんて 殺したんだろうな。
なんとなくだけどよ 次に殺されるのは 王様とかかな なーんて 予想してたんだけどね。
まっ ヤツのやることにゃ 法則性なんてないんだろうけど。
「なんの考えも 浮かばないまま ここまで来ちまったなあ。
ところで ○○には 王族から 魔法の鏡を借りるための いいアイデアとかあんのか?
→はい
「さすが ○○だ。
お前が王様と どういう交渉をするのか 今から楽しみだよ。頼りにしてるぜ。
→いいえ
「まいったな こりゃ。
お前だけは 何かあると思って ひそかに 頼りにしてたのによ。
ククール
「あの様子だと 王様は ○○を ほかの誰かと かんちがいしたみたいだな。
ここは 強気で行こうぜ。
○○は 王様の知人ということで 押し通すんだ。いいな?
ゼシカ
「なに バカなこと言ってんのよ。
だいいち さっき王様が 自分で 他人の空似だって 言ってたじゃない!
「あの王様 ○○の顔を見て えらく うろたえていたな……。
「やれやれ。自分の尻も ふけないような ダメ人間の おもりをさせられる 羽目になるとは……。
ククール
「いずれ チャゴス王子が この国を治めるんだよな?
いくら 危険な儀式とはいえ イヤがって 逃げ出すようなヤツに 国を継がせて 大丈夫なのかねぇ。
ゼシカ
「将来 サザンビークがほろんで パルミドみたいな 町になったりしてね。
「魔法の鏡を もらえるってのは 正直 ありがたいけどよ……。
王家のごたごたに 時間を取られて その間に ドルマゲスが 闇の遺跡から 出ていっちまったら 目も当てられないぜ。
「よく分からんが 穴の中で トーポが うまいことやったみたいだな。
まったく かしこいネズミだぜ。
ククール
「しっかし チャゴス王子の悲鳴は すさまじかったな。
ヤンガス
「そうでがすねえ あんだけ でかい声で 悲鳴を上げたんだから ショック死しても おかしくねえでがす。
ゼシカ
「もし死んでたら 密室殺人ね。
そして 犯人はトーポ。
ククール
「誰も謎を 解けないだろうな。
なんてったって オレたちでさえ トーポが 穴の中で何をやったのか 知らないんだし。
「トカゲ嫌いの おくびょう者が ミーティア姫の 婚約者とは……。
姫様が 気の毒でならないよ。
「さすがに王子も 城のみんなから 陰口をたたかれているのには うすうす 感づいていたようだな。
これを いい機会だと思って 少しは オレたちの手を わずらわせぬよう がんばってほしいもんだぜ。
ククール
「ところで 王子って戦えるのか?
道すがら 魔物と戦う機会だって イヤってほど あるだろうしよ。
ヤンガス
「まんがいち 死なれたら やっかいでがす。王族を死なせたとあっちゃ アッシらは 打ち首でがすぜ 打ち首!
ゼシカ
「わっ わっ わっ!
なに言ってんのよ バカ!
そのクチぶりだと まるで私たちが これから 王子を殺害するみたいな 言い方じゃないのよ もう!
「しっかし 王者の儀式とはね。
さすが 古い国だけあって カビの生えた 伝統を だいじに守り続けてるもんだ。
でも いけにえを ささげにいく 儀式とかじゃなくて よかったよな。
そんなの絶対に 協力したくねーし。
ククール
「呪いが解けて 人間に戻っても いずれチャゴス王子と 結婚するんじゃ ミーティア姫も 浮かばれねえな。
ゼシカ
「この先も 馬のままでいて 馬ライフを まんきつした方が 姫にとっては しあわせだったりして……。
ヤンガス
「それじゃあ ハンサムで 馬ヅラの彼氏を 馬姫さまに紹介してやれば 万事 丸く収まるんじゃねえでがすか?
ククール
「どこがだよ。
てゆーか 馬と人間じゃ結婚できんだろ!
「魔法の鏡を 受け取ったら オレたちも バザーに出てる店を ひとつひとつ 見て回ろうぜ。
「ふぅー よかったぜ。
チャゴス王子に あの商人の 口封じをしろとか 命令されなくてよ。
口封じなんて なんぼなんでも 後味悪すぎるしよ……たとえ命令されたって こればっかりは 従う気はなかったけどな。
「おひろめの時の クラビウス王の あの態度……なにか感づいてる 様子じゃなかったか?
気のせいだといいんだが 本当のことがバレると やばいぞ。
「アルゴンハートを渡したときの クラビウス王は なんとも言いがたい 複雑な顔をしていたな……。
なんつーか 痛々しくて 正視にたえられなかったぜ ホント。
ククール
「いつかは チャゴスが王か。
他人事ながら この国の将来が ちぃとばかし心配だね。
ゼシカ
「でも ミーティア姫が結婚したら チャゴス王子と サザンビークで 暮らすんじゃないの?
ククール
「おっと 忘れてたぜ。
まったくの 他人事ってわけじゃないか。
姫様には 同情するぜ まったく。
「うーん。城の学者の言葉が 気になるぜ……。魔法の鏡なのに 魔力を感じないとか 言ってただろ?
ひょっとしたら この鏡じゃ 闇の遺跡の結界を やぶれないとか……。
「案外 ひとりで リーザス村に 帰っちまったのかもな。
なにも言わずに 出てったのは 別れがつらいからとかさ……。
うーん ゼシカにかぎって そんなの あるわけないか。
「やっぱりゼシカが オレらに なにも言わずに 出てくわけねーよな。
ったく 世話かけやがって。
カタキ討ちがすめば オレは ひとりで 旅に出る予定だったんだが……。
ゼシカを 探し出すまでは 一緒にいてやるとすっかな。
「カタキ討ちも 終わったことだし ゼシカを助けたあと オレは ひとりで 気ままな旅にでも 出るつもりだった……。
けれど お前らだけじゃ 危なっかしいから もう しばらく 一緒にいてやるぜ。
「まだ サザンビークにも 暗黒神の 存在そのものは 知れわたってないようだな。
まあ もし そんなもんがいるって 広まったら 国中パニックになるかもな。
「なにも言わずに 聞いてくれ。
まず チャゴスに プレゼントと称して トカゲの入った箱を わたすんだ。
なにも知らずに 箱をはけた チャゴスは 間近でトカゲを見て ショック死しちまうんだ。
そうなりゃ 姫様もチャゴスと 結婚せずにすむ……という作戦を 考えたんだが とても現実味がうすいな。
自分から言っといて なんだが すまん。聞かなかったことにしてくれ。
「まあ オレたちには ラプソーンを 倒すという 重大な使命があるわけだ。
サザンビークの大臣のことは あとまわしでいいや。旅の途中で みっけたら 助けてやるとしようぜ。
「やけに しんとしてるな。
留守なのか……。
「オレたちは サザンビークの 頭脳ともいうべき 大臣の命を 救ってやったんだぜ。
国からも なにがしかの 礼があって しかるべきだと思うんだが さすがに それは虫がよすぎるかな。
「魔物が うようよいる 山で ハイキングなんて ゴメンだぜ。
悪いことは 言わないから はやいとこ 引き返そうぜ。
「追いかけるのは よそうぜ。
せっかく 逃げてくれたんだ。
ムリして戦うこともないさ。
ククール
「王子様よぉ 苦手なのは知ってるが せめて ひと太刀くらい アルゴリザードに 浴びせる気はあるんだろうな?
チャゴス
「む 無論だ!
ぼくだって 腐っても王族だ。
トカゲ嫌いといえど ひと太刀くらい 浴びせる勇気はあるぞ。
ククール
「自分から 腐ってるだなんて。
いくらなんでも そこまで自分を 卑下しなくてもいいんだぞ。
チャゴス
「茶化すな!
ククール
「アルゴンハートってのは ずいぶんと キレイな宝石なんだな。
オレも1個くらい もらっとこうかな。
トロデ王
「ほう これはこれは……。
意外な 一面があったものじゃ。
お前が宝石に 興味を持つとはな。
ククール
「宝石になんて 興味ないね。
1個でも持っとけば 女を口説くときに 役に立つと思っただけさ。
「やれやれ まったく とんでもない 王子さまだな。
はやく おさらばするためにも 王子の満足する アルゴンハートを 手に入れるしかないな。
「山頂で聞いた あの鳴き声は ただもんじゃないな。
きっと リザードのボスだ。
「ふぅー 苦労したぜ。
さっきのリザードを ひとりで倒せって 言われたら さすがにムリだよな。
でも サザンビークの歴代の 王の中には 巨大トカゲを ひとりで 倒したヤツがいるのかもな。
「こう 姿かたちも 見えないと まるで アルゴリザードが 絶滅しちまったみたいだな。
それとも リザードの親玉を やっつけちまった オレらに恐れをなして かくれて出てこないとか?
「こんな所に こんな栄えた町が あるとは 知らなかったな。
……って どうやら んなことに 感心してられるような 状況じゃ なさそうだ。
「あれは まちがいなく ゼシカだったな……。いったい 何が起こってやがるんだ……?
「クラン・スピネルなあ?
とにかく そいつを手に入れるまで がんばってみるとするか?
今じゃ オレたちとゼシカとの 接点は あのハワードって おっさんしか なくなっちまったわけだしな。
「にしても クラン・スピネルが生み出した結界で ゼシカを 死なせちまったんじゃ 元も子もないな。
ここから先は 注意深く バランスよく 物事に 対処していかなきゃならなそうだな。
「……やれやれ。
とうとう 衛兵にされちまったか。
「やっと来たか!
いい タイミングだぜ!
「……今度ばかりは ヘタしたら 戦ってでも ゼシカを 止めなきゃならないのかもな。
……よしっ!
覚悟を決めたぜ!
「さっきの ゼシカの話じゃあ 例の杖を手にするのは 危険ってことだな?
手で持てないなら 見つけたところで どうやって 処理すりゃいいんだよ。
「暗黒神ラプソーンか……。
……………………………………。
気にいらねえなあ……。
「あの黒犬は 元の意識なんて もう かけらも残っていないだろう。
この町を探しても あの黒犬が 戻ってきてるとは 到底 思えないな。
他を 当たるとしようぜ。
「そういや この町には 石像作りの職人が たくさん 住んでるんだったな。
……オレも いずれ 巨大ククール像を作る時に世話になるかもな。
「それでなくても ここって 海面から見れば 相当 高いよな?
そんな場所に こんな塔とは……。
ひょっとしたら てっぺんじゃ 雲にも 手が届くかもな。
「お宝なんてもんは かわい子ちゃんと おんなじでな。
手に入れる苦労が大きいほど 手にした時の満足感も 大きいのさ。
さあ めげずに 次行こうぜ。
「やれやれ。この塔は 見るだけで ゲンナリするぜ。
シーソーは もうたくさんだ。
「この塔に なにか 忘れ物でもしたのか? じゃなけりゃ こんな所に 今さら 用はないだろ?
「今までのことから 考えると 暗黒神は 賢者の血筋の者を 感知するチカラを 持ってるみたいだな。
まったく 便利でうらやましいぜ。
オレも 美女や もうけ話を 感知するチカラが ほしいもんだよ。
「どうした 急に立ち止まって?
こんな 何もないトンネル 早いとこ 抜けちまおうぜ。
「メディばあさんは ここの遺跡を 先祖代々守ってるって言ってたな。
閉ざされた雪山に作られた 謎の遺跡と それを守り続ける老女……。
なかなか 神秘的な話じゃねえか。
できれば ばあさんじゃなくて うら若き 美しい乙女って方が より キレイなんだけどな。
「とりあえず 外から見た限りじゃ 何も起こってないように 見えるが……。
しかし あの暗黒神の野郎が かかわってるんじゃ 油断はできねえな。
バアさん……無事でいてくれよ。
「することが ないってんなら メディばあさんにでも 話しかけてみたら どうだ?
頼まれた ヌーク草の袋を グラッドに 渡せたことくらい 教えてやっても 罰は当たらないと思うぜ。
「さっきの爆音だが もしかして オレたちを おびき出すための ワナじゃないのか?
この結界内にいれば どうせ オオカミどもは 入ってこれねえんだ。
しばらく ゆっくり休んどこうぜ。
「そういえば メディばあさんから 新しいカギを もらったんだったな。
黒犬の行方が わからないなら そのカギで 開く扉を探してみるのも いいかもしれないぜ。
「母親の死を悼むのは 当然のことだが オークニスには あいつの帰りを待つ者 多いんだ。
そういう連中のためにも グラッドには さっさと 立ち直ってもらいたいもんだな。
自分を 必要としてくれる者が いるってのは オレに言わせりゃ うらやましい話だぜ。
「思い出の地めぐりも けっこうだが 早く ラプソーンを倒した方が 世のためってもんじゃないか?
……まあ どんな時でも 寄り道することを忘れない お前の心意気には 感心するけどな。
「メディばあさんの薬草園は グラッドの奴が ちゃんと 引き継いでいるようだな。
見事な薬草園を あのまま 枯れさせるのは 惜しいと思ってたんだ。
後継者がいてくれて よかったよ。
ククール
「やはり この町の女性は みんな 厚着してるんだろうな。
悲しい話だぜ。
まあ 厚く 重ね着された服を 一枚一枚 脱がせていくのも それはそれで いいものだけどな。
ヤンガス
「グムム……。
とんだ ハレンチ野郎でがす!
「結局 グラッドという男も レオパルドも 見つからずじまいか……。
もしかしたら 何もかも この降りしきる雪に おおいかくされて 消えちまったのかもしれないな。
「こっちも グラッドには 聞きたいことが あるしな。
話があるってんなら 好都合だぜ。
「オレたちは とっくの昔に 賢者を見つけてたんだな。見つけてても それとわからなきゃ 意味がねえが……。
結局 オレたちは いつだって 暗黒神の凶行を 後から 追っていくことしかできないってワケだ。
「……フゥ。
この町の連中は 賢者の血筋が ひとつ途絶えたことも 暗黒神復活の危機も 知らないんだな。
仕方のないことだが 皆 あまりにも のん気なんで ため息のひとつも つきたくなるぜ。
ククール
「この町の のんきな連中が 暗黒神ラプソーンの復活……世界の危機を 知ったら どうなるかな?
クックック……。
つい 好奇心が 首をもたげてきて クチが すべりそうになるぜ。
ゼシカ
「そう思うんなら ぶっちゃけてみれば?
大丈夫よ。誰も あんたの軽そうなクチから 出てきた言葉なんて 信じないから。
ククール
「そりゃないぜ ゼシカさんよ~。
「どうせ ラプソーンと戦うなら 思いっきり みんなの危機感をあおった後に すればいいんだよ。
そうすりゃ 倒した時に 世界中から 英雄としてたたえられるだろ?
きっと 女にも モテモテだぜ。
「おいおい たしか オレたちは オークニスって町で 何とかいう 薬師の男を 探すんじゃなかったのか?
○○の 寄り道好きは わかってるが この寒い洞くつで 道草食うのは ごめんだぜ。
「グラッドが ここに 薬草を採りにきたんだとしても いい加減 時間が かかり過ぎなんじゃないか?
こりゃあ どうにも 悪い予感がするな。
……ちなみに オレの悪い予感は よく当たるんだぜ。
自分でも ウンザリするほどにな。
「ハ~ッ……。
洞くつも ここまで 下りてくると かなり 寒くなってくるな。
こりゃ ヌーク草の効果が なかったら 凍えかねない 寒さだぞ。
「わざわざ こんな洞くつの いちばん深いとこで 倒れてなくても よかろうってのに……。
しかし まあ ここまで 苦労して 来ちまった以上 助けてやるとするか。
「オオカミに追われて 落ちてきた ツララに閉じ込められるとは ずいぶん 運の悪い男だな。
こんな奴と 一緒にいて 不幸を うつされないようにしろよ。
……いや よく考えたら うつされるまでもないか。
オレたちって 充分 不幸だもんな。
「こんな 不便なところに よく 薬草園なんて 作ったもんだな。
ああいう情熱は オレには どうも 理解できないよ。
「グラッドも メディばあさんの 薬草園の面倒を見るのに いそがしくて こっちまでは 手が回らないようだな。
何となく 前に来た時よりも 洞くつの中が 荒れてるような気がするぜ。
「カウンターに立つ ムキムキマッチョな おっさん そして あやしげな店内……。
これが 世にいう ぼったくりバーってやつなのか!?
「決めたぞ! 今日くらいは ラプソーンのことなんか キレイさっぱり 忘れて ぱふぱふにハマろうぜ。
ラプソーンは 強敵だからな。
ぱふぱふで 心と身体をリフレッシュして 万全の態勢で挑まないと 勝てないぞ。
というわけで ぱふぱふするのも オレたちの 立派なつとめなんだ。
胸を張って ぱふぱふしようぜ!
「船が 丸ごと入れるとは とんでもなく 大きな洞くつだな。
こんなものが 人目につかず 隠れされてるとは……どうやら ここは かなり うさん臭いシロモノのようだな。
「普通なら 美女との再会は 大歓迎なんだが……。
さすがの オレも この再会だけは 喜べねえな。
まったく 面倒臭いことに なったぜ。
ククール
「やはり 女盗賊のカンってのは あなどれないものがあるな。
オレも 昔 ふた股かけてた時は いろいろ 勘ぐられて ごまかすのに 苦労したもんだぜ。
ゼシカ
「それは 女盗賊のカンじゃなくて 女のカンでしょうが!
「しかし 本当に 海賊のお宝なんて 隠されてるのか?
宝箱を見つけてみたら 中身は空っぽ……なんてことが なきゃいいんだがな。
ククール
「オレは こんな勝負 最初から どうなろうと 知ったこっちゃないんだがな……。
どうやら 勝ち目もなさそうだし もう あきらめて 帰ろうぜ。
ゼシカ
「な~に 勝手なこと 言ってんのよ!
私には まだ あきらめてないんだから あなたにも 来てもらうわよ!
ククール
「わかったよ ハニー。
そんなに オレが必要だって言うなら お供させてもらうぜ。
ゼシカ
「……もう それで いいわ。
「いくら しのび足がうまくても 実際の戦いになったら あんなもんか。
……さて 美女のピンチだ。
すべての美女の味方である オレとしては 助けないわけには いかないな。
「これだけ苦労させられて もし 海賊のお宝ってのが つまらない物だったら やってらんねえな。
キャプテン・クロウさんよ。
たのむから 期待にこたえてくれよ。
「苦労して 手に入れたのが 紙キレ いち枚か……。
これ 本当に 役に立つものなのか?
「お前 もしかして 復活したラプソーンを恐れて ここに 隠れてるつもりなのか?
たしかに この洞くつには 空からは 見つけにくいだろうが……。
でもなあ……。
ここまで来て 怖気づくのは ちょっとどうかと思うぜ!
「どうやら まるっきり 野蛮人の村ってわけじゃ なさそうだな。
よそとの 交流がない島なんて どんなもんかと思ったが これなら とりあえず 安心みたいだ。
「あの長老の言うことなんて まともに 聞かないほうが いいと思うぜ。
いかにも うさん臭い 感じだっただろ?
どうせ 迷信か…… でなきゃ 世迷言だよ。
「いろいろ 大昔の戦いの伝説が 残ってるんなら ラプソーンの弱点でも 伝えててくれりゃいいんだが……。
なのに そういう肝心な話は たいがい 残ってねえんだよな。
伝説なんて その程度のもんだよ。
「さすがのオレも この異世界の女を 口説く気には ならないな。
どんな美人でも あの姿じゃ 文字通り 色気が感じられないってもんだ。
「この闇の世界まで 訪ねてきて これで レティスが 邪悪な存在じゃ やってられねえからな……。
オレたちの苦労に 報いるためにも レティスに 何か考えがあることを 祈ってるよ。
「そういや この闇の世界には 昼夜の区別が ないんだな。
こっちの連中は それでよく 困らないもんだ。眠る時とか タイミングが つかめないんじゃないか?
「村の様子を 見る限り レティスに襲撃された時 壊された建物は そのままのようだな。
この村の住人には 今ひとつ やる気ってもんが 感じられないぜ。
家の修理くらい さっさと済ませろよ。
「どうやら いまだに レティスに 壊されたところは 修理されてないようだな。
この村の連中ときたら やる気がねえにも ほどがあるぜ!
「まさか レティスが消えたのは ラプソーンの復活に 恐れをなして 逃げたからじゃあるまいな?
……とはいえ ラプソーンが いるのは 光の世界なんだから 逃げるも何も あったもんじゃないか。
「レティスも 難儀な場所を巣にしたもんだなあ。まあ だからこそ ここを 選んだんだろうけど……。
だが 歩いて登らされる こっちの身にも なってほしいもんだぜ。
空を飛べるやつは これだから……。
「こんなに キツイなら レティスに 卵を救ってやるなんて 安請け合いするんじゃなかったぜ。
……っと 今のは ちょっとした ぼやきだ。
本気にしないでくれよ。
「苦労して 長い山道を登って 頂上に着いたと思ったら みにくい魔物と ご対面か……。
まったく この登山は 楽しさや 気持ちよさとは まるで無縁の 苦行の連続だな。
「おい ○○。
今 この山を登ることに いったい 何の意味が あるって言うんだ?
……まったく。
どうせ 道草するなら もう少し 楽しい所で してほしいもんだぜ。
「下から見てる限りじゃ 上が こうなってるとは 思いもしなかったな。
「なんか オレたちって 寄り道っぽいことしてるよな。
でも ここに 旅の重要な 手がかりがないとは 言い切れないから くまなく 歩いてみるとするか。
「少しくらい 暗黒神のことを 忘れて のんびりしたいもんだぜ。
今のオレたちに それが無理だってことは わかってるけどよ。
こう 気の休まるヒマもないんじゃな……。
「フォーグは どれくらい 先まで 進んじまったのかねぇ。
追いつける距離だといいんだが……。
ククール
「フォーグとユッケは お互い ケンカをするだけ まだマシだよな。
ケンカも 対話の一種だしよ。
ユッケ
「え~ 兄妹ゲンカだよ。
これの どこが対話なのさ。
ところで キミにも兄妹とかいるの?
ククール
「……兄が ひとりいるけど なんの交流もないね。ヤツは オレを いないものだと 思っているらしくてね。
ユッケ
「どんなに 冷たい お兄ちゃんでも たった ひとりの肉親なんだから 大切にしないとダメだぞ。ダメダメ!
ククール
「そこまで言うなら お前も 兄妹ゲンカなんか すんなよ!
「すでに フォーグがゴールしてたら オレたちは ただの がんばり損だな。
せめて スタートが同時だったら 絶対に勝てる自信があったのによ。
まあ まだ負けたって 決まったわけじゃないがな。
「性別はちがうけど オレは 兄に対して イライラしている ユッケの気持ちは 分かるつもりだぜ。
そんな ユッケに対して 兄貴の方も ムシしないで ちゃんと 相手してやってんだから 立派じゃないか。
オレの兄貴にくらべたら フォーグの方が 数倍マシな兄貴さ
「捨て身で 兄をかばうなんて なんだかんだ言っても ユッケは 兄貴のことを 大切に思ってんだな。
今からでも 遅くない。
あの兄妹は まだ仲直りできるぜ。
ククール
「フォーグを殴ったときの ユッケのパンチは すごかったな。
あれは 会心の一撃だったぜ。
ヤンガス
「あんなんで 本当に 和解できるんでがすかねえ?
かえって 仲がこじれるような気が……。
ククール
「まあ ユッケも あの一撃で 今までの うさを晴らしたんだろうよ。
「ふたちのあとを追って 最後まで見届けようぜ。
フォーグとユッケを 護衛して ベルガラックまで 連れ帰るのが オレらの仕事なんだからさ。
「次は ご先祖様の言葉を 聞くとか言ってたな。
まっ おおかた 石碑か巻物に ご先祖の 説教でも書いてあって それを読み上げるってとこだろうよ。
「寄り道好きな ○○が 神鳥のたましいを 手に入れて まさに 水を得た魚って感じになったな。
だが 少しは つきあわされる こっちの身にもなってくれよ
。
はぁ~あ この山登りは きっついぜ。
「この神鳥の巣を登るのは ハイキングって言うには 少々 きびしすぎだぜ。
まったく 何を好きこのんで こんな所を登ろうとするかね?
オレたちは 登山家じゃないんだぜ。
「魔物にエルフに人間なあ……。
この谷に 美しいレディを期待するのは まちがいってもんか?
……でも 不思議と 美女の気配がするのは どういうわけだ……?
「この谷に 美女の気配が 漂っていたのは あのラジュさんが いるからか……。
……美しいという 条件さえ 満たしていれば 人間かエルフかなんて オレは 気にしないからな。
「新しい道具を手に入れたら とにかく 使ってみろってな。
これで あの黒犬の 居場所がわかれば ようやく あいつを 追いつめることができるぜ。
「あんな状況で 法皇が 死んだんだ。それが 事故死だなんて どうやって 信用しろってんだ?
人が せっかく必死こして 法皇の命を 助けたってのによ!!
「オレたち ラジュさんの願いに 結局 応えられなかったな。
……まあ 過ぎたことは仕方ないさ。 火消しに努めるとしようぜ。
「まさか 生きてるうちに 法皇様の館まで 来ちまうとは。
人生 わかんねぇもんだね。
修道院にいた頃は まるきり 雲の上の人って思ってたのに。
……そうか ここが……。
「あいつ……法皇様に かわいがられてんだな。
……なら 平気か。
ああいう人が オディロ院長みたいに そばにいて 叱ってくれんなら。
「これだけの広さなら……まあ 警備の人数は 足りてるか。
それに 腕の立ちそうな奴を集めてある。
さすがに 腐っても マルチェロ団長だね。
ぬかりはない。
「たしかに オディロ院長に 少し似てる…かもな。
顔や姿じゃなくて 雰囲気っていうかさ?
修道院を 出てきてから ずいぶん 長い時間が 経ったんだな。
今日は 妙になつかしいよ。
「あの黒犬が 飛び込んだのは 2階の 真ん中の部屋か……。
まずい! あそこは法皇様の 私室がある場所だ!
「…………。
やるしかねぇな。
「じゃまな政敵も 片づいた。
マルチェロの奴が 法皇の座を 手に入れるのは 時間の問題だ。
中身は 暗黒神だってのに 教会の頂点に立つだって?
どういう冗談だよ これ。
悪い冗談で 終わらせなきゃ。
奴の……ラプソーンの本性を 知ってるのは オレたちだけなんだ。
「ひょっとしたら 屋敷の住人は ここに迷い込んだのかもな。
「調理してから 食べるとは なかなかグルメな魔物もいたもんだ。
けど ヤツらの食材が 人間だという点が 気に入らねえぜ。
おっと いかん いかん。
のんきに立ち話してると 大臣たちが ボストロールに 調理されちまうな。
「邪悪なボストロールは オレらが退治してやったから これで もう二度と 犠牲者は出ないはずだ。
ヤツらの ごちそうになった 犠牲者のことを思うと もっと早く 退治すべきだったな……。
ククール
「聖地ゴルドの下から いったい 何が出やがったかと思ったが まさか こんな都市だったとはな。
でもって こんな所に 住んでるやつと 戦うことになるとは オレの人生も ろくなもんじゃないな。
ゼシカ
「……弱気? めずらしいね。
ククール
「弱気ってこたないけど……。
これまでの人生が なんと不運の 連続だったことかと 嘆いただけだ。
ヤンガス
「ここまで来たら つべこべ 言っても 仕方ないでがす。幸運か不運か それを決めるのは これからでがすよ。
ククール
「ちぇっ。諭されちまった。
グチなんて 言うんじゃなかったぜ。
「ドルマゲス……ゼシカ…黒犬レオパルド……そして あいつ。
えり好みしないのは結構だが 近くにいりゃ 誰でもいいのか?
見境のないやつだな 暗黒神ってのは。
オレが魂を運んでもらうなら 美女限定で 頼みたいもんだけどね。
「ここが 暗黒神の居城か。
ようやく ラプソーンさまに お会いできるってわけだな。
久しぶりだぜ。
こんな 恋焦がれたような気分はな。
「暗黒神の邪気に あてられたのか知らないが やたらと ガキの頃のことを 思いだすんだ。
今さら……本当に今さらだ。
思いだしたって 意味ねーのに。
「長年 自分で自分のこと 動じない性格だって 自負してたんだが……。
なんてこった。
ドキドキしてやがる。最低だな。
「道に迷ったとき いちばん やっちゃいけないことを 教えてやろうか?
→はい
「今 やってることが いちばん ダメなことだ。考えてばかりで 動くのを ためらってる。
悩んでたって 仕方ない。 とにかく 道がある限り 前に進もうぜ。 そうだろ?
→いいえ
「そうか。じゃあ 興味があったら また 聞いてくれ。
「ここまで来たんだ。
話すのは もう後にしようぜ。
「何度来ても ここは 気持ちのいい場所じゃないな。
ここを通るのは これで 最後にしたいぜ。
「どっちにしても 暗黒神は もう間近だ。どうする?
戻るなら 今のうちだぜ。
勝負ってのは 勝つことが すべてだ。勝てない勝負を避けるのは 別に 汚いことでもなんでもない。
逆に 勝つためだったら イカサマでも なんでも やっていい……と オレは思ってるぜ。
「同じ失敗を 繰り替えさなきゃ 同じ相手に そう何度も 負けやしないさ。だろ?
「こんな所に 長居は無用だ。
さあ すぐに退散しようぜ。
「話してる場合かよっ!!
走れ! ホントにヤバいぞ!!
「地震で 足場が落ちでもしたら 外へ脱出する道が なくなっちまうぞ!
急げっ!!
「どうやら 走って行けるのは ここまでらしいな。
あと残ってる脱出ルートは…… 上だけか。
「あの石碑をたてたやつは せっかく 苦労して たてたってのに メッセージを残す前に 死んじまったのか?
……報われない話だな。
オレの人生と一緒で 思わず同情するぜ。
ククール
「ここは……?
たしか 最近 夢で見た覚えがあるな。
ヤンガス
「そりゃあ 奇遇でがすね。
アッシも そんな夢を見たでがすよ。
トロデ王
「それは まことか?
わしも ここの石碑を 夢に見たんで 不思議に思っておったのじゃが……。
ゼシカ
「……私もよ。
どうやら 全員 同じ夢を見たようね。
これ どういうことかしら?
ヤンガス
「うわ~ アッシ ちょっと 背筋がゾッとしたでげすよ。
ワケわかんねえのは こえ~でがす。
「こんな とんでもない場所に 石碑を作るとは……バカと煙は 何とやらって言うのは 本当だな。
……いや こんな所まで ノコノコやってきた オレたちも 人のことは 言えねえか。
「○○の中に眠る 竜神族の血が オレたちを この石碑に 呼び寄せたのかもしれないな。
そして 竜神族の里へと導き 同族たちを危機から 救った……なんてのは ちょっと 出来すぎかな?
まっ ちょっとした 思いつきさ。
真相なんて 誰にも わかりゃしねえんだからな。
「ここには あの月の窓の世界や 神鳥の島から行った 闇の世界と 同じような臭いを 感じるな。
……なるほど。察するに ここも 異世界ってやつじゃないのか?
そんな感じが するぜ。
「……やれやれ。
軽い気持ちで 入ってみた洞くつが こんなに深いとはな。
なあ ○○。
お前も そろそろ 疲れたんじゃないのか?
引き返すなら 今のうちだぜ。
「どうやら この洞くつの先は 異世界と考えて まちがいなさそうだな。
どうせ また ロクでもないことが 待ってるにちがいないんだが……。
ま 止めても ムダだろうから 止めやしないさ。ここまで 来ちまった以上 行けるトコまで 行くとしようぜ。
「エルトリオ……?
どこかで 聞いたことが あるような気が するんだが……?
まあ 思い出せないものは 仕方がないな。
とりあえず 先に進むとしようぜ。
「こんな所で 立ち止まったりして いったい どうしたんだ?
さっさと 先に進むとしようぜ。
「しかし ラプソーンをほっといて こんな わけのわからない場所に 来ちまって よかったのか?
ここまで来ると ○○の 寄り道好きも スジ金入りだな。
まったく あきれるのを 通りこして いっそ 尊敬しちまうよ。
「とにかく 門は開いたんだ。
この先 何があるか知らないが 先に進むとしようぜ。
「人と竜の姿を持つ種族だって?
オレには 変な耳飾りをつけてるようにしか 見えないんだが……。
だが この世界は普通じゃないし そこに 普通じゃない連中が 住んでいても 不思議はないってことかな?
「竜神族なんて言うから どんな連中が 住んでるかと思ったら ずいぶん くたびれた様子だな。
苦労して ここまで来たってのに まったく さえない話だぜ。
「何だか また 面倒なことに 巻き込まれそうな予感が するな。
前にも 言ったかもしれないが オレの悪い予感は よく当たるんだ。
今回は はずれてくれりゃいいんだが……。
「やっぱり 竜神王とかいう奴と 戦うハメになったか……話を聞いた時から こうなる気はしてたんだ。
……いや お前を責める気は これっぽっちも ないんだぜ。
あの状況じゃ 断るに 断れないからな。
……ふう。オレも いい加減 あきらめが よくなったもんだぜ。
「あのグルーノってジイさん 意外にも えらい奴だったんだな。
トロデ王の例もあるし まったく 人ってのは 見かけに寄らないもんだぜ。
「グルーノじいさんは ともかく 他の竜神族は オレたちのことを あまり 歓迎してないようだな。
そんな連中のために どうして……とも思わないじゃないが ほっとくのも 寝覚めが悪いしな。
……やれやれ。こんなの オレのキャラじゃなかったんだが……。
○○のお人好しが うつったかな?
「ところで 例の紙芝居だが グルーノだけ やけに 美化されて 描かれてなかったか?
まったく……。
ヨボヨボの じじいのクセに しょうもない 見栄をはりやがって。
「これで 人間と竜神族が すぐに 仲良くなれるってわけでも ないんだろうな。
長い間 交流を絶ってきたんだ ふたつの種族が お互いを理解するには まだまだ 時間が必要だよ。
……どれ。まずは オレが 率先して 竜神族の娘さんと仲良くするか。
これが 交流の第一歩ってやつだ。
「オレたちも 世界中を旅してきたが さすがに 人間界じゃあ こんな風景は 見られないぜ。
……別に この風景を見たくて ここに 来たわけじゃないってのが 悲しいところだがな……。
「こいつが 無茶な儀式を 行った挙句 自分の民を苦しめてる 考えなしな王様か……。
本当なら こんな奴 助けることもないんだが こいつを 何とかしなくちゃ 竜神族も助からない。
……チッ! 仕方ねえな。
とにかく まずは 戦ってみるとするか。
「竜神王は 試練がどうのと 言ってたが オレは 試練なんて言葉 大キライなんだよな。
そんなもの 受けるために わざわざ あの祭壇まで 出向く奴の気が しれねえぜ。
……って お前。
もしかして 今から 竜の試練を 受けにいくつもりなのかよ!?
「そもそも 竜の試練って 何のためにやるものなんだ?
さっぱり 意味がわからないぜ。
「あいつ……イシュマウリは なんて言ってたっけ?
海の記憶を よみがえらせるって?
わかったような まったく わけがわからんような……。
ま いいか。細かい事は。
とにかく トロデーン城だ。
図書室の 月の窓から イシュマウリの所に行こうぜ。
「聞いた話じゃ 西の大陸には 世界一のカジノが あるらしいぜ。
ドルマゲス追跡ツアーの 息抜きに 軽く寄ってみねぇか?
「おいおい どーすんだよ?
オレたちの旅も ここまでか?
王族ほど ケチで がめつい 生き物は この世にいないんだぜ。
そんな連中から 家宝である 品を借りるなんて 絶対ムリだよ。
盗み取るしかないんじゃねーの。
「ああ やっぱり チャゴス王子と はなれていると 落ち着くぜ。
あの王子さまと 一緒にいると 四六時中 監視されてるみたいで 気が休まらないんだよな。
「チャゴスのヤツ 自分の 婚約者とも知らずに 姫様の背に 乗るなんて 愚か者もいいとこだぜ。
オレたちが 秘密にしてるから あの白馬が 自分の婚約者だって 気づかないのも ムリはないけどよ。
ククール
「いろんな場所を 旅してると 選択肢が増えて困るぜ。
ゼシカ
「選択肢って 何がよ?
ククール
「ドルマゲスを倒せっておいう 任務を果たしたあと まず どこで 過ごそうかって 選択肢さ。
お前らも 今後の 身の振り方を 考えといた方がいいぜ。
ヤンガス
「それなら もう決まってるでがす。
アッシは どこまでも ずっと 兄貴についていくでがすからね。
ゼシカ
「あー はいはい 兄貴ラブってわけね。
「王家の宝が手に入ったのは ラッキーだったけど 城の学者が 気になることを 言っていたよな。
たしか 鏡に魔力がないとか どうとかさ……ホントに この鏡で 遺跡の結界を 破れるのかねぇ。
ククール
「よく考えたら ゼシカって 変わり者だよな。いいとこの お嬢なのに 兄貴のカタキ討ちだもんなぁ。
ヤンガス
「しょせん お嬢さんといっても イナカの お嬢さんでげすからね。
山猿と そう変わんねえでがすよ。
げーすげすげすげす!
ゼシカ
「あんたに 言われたかないわよ!
そして そのキモイ笑い方はやめなさい。
「修道院での暮らしに ケリを つけるためにも 修道院長のカタキは なんとしても 討ちたいんだ。
旅立つ きっかけは 命令されて 否応なしって感じだったけど 今は やらなきゃって 強く思ってるんだ。
ククール
「いなくなって初めて ゼシカの ありがたみってもんが じわじわと 身にしみてくるぜ。
ヤンガス
「まったくでがすなぁ。
あの胸は反則でがすよ。
ククール
「オレも初めて見たときは 胸に水風船でも 入れてんのかと 見まちがったくらいだからな。
「あちこち 考えなしに探すより ゼシカのいなくなった サザンビークで 聞き込みをすべきだと思うぜ。
探し回るのは 聞き込みのあとでも おそくはないだろうよ。