ドラゴンクエスト
総合TOP>ドラゴンクエスト8>トロデ王会話集(フィールド)
読めばほとんどストーリーその他が分かってしまうので未プレイの人は注意!
会話発生条件が正確でなかったり、抜けている会話が相当数あるはずです。メールフォームから情報を送ってくれると非常に助かります。
「言っておくが わしと姫は 洞くつの中には 入らんからな。
王族である わしらが そんな危険で きつくて きたない場所に 行くわけにはいかんからのう。
そういうわけで 水晶玉を 探すのは お前たちに まかせたぞ!
「○○よ。 町の外は 広いから 迷わないように 気をつけるのだぞ。
まあ しかし ほとんどの場所は 道なりに進んでいけば 迷うことなく たどり着けるから 心配ないがな。
魔物に会うことも 少ないし 安全で快適な旅は 街道を進むのが 基本じゃ。
覚えておくがよいぞ!
「なんと 洞くつの中では そのようなことが あったのか!?
ザバンとかいう 魔物ふぜいが わしらのことを知っておったとは おどろきじゃが それよりも……
わしが ○○に連れられて城を出たとは何事かっ!
わしが ○○を連れておるのじゃ!
やはり 魔物の情報網など アテにはならんな。 不正確きわまりないわ!
トロデ王
「さて トラペッタに戻って ルネイロに ドルマゲスの行方を 占ってもらうとしようか。
そのために 苦労して 水晶玉を ひろってきたんじゃものなあ。
ヤンガス
「苦労したのは おっさんじゃなくて アッシと兄貴でがすよ。
発言は 正確にしてほしいでげす。
トロデ王
「いちいち 細かい奴じゃな。
臣下の苦労は わしの苦労も同じじゃ。
わしは ウソなんぞ 言っておらんぞ!
ヤンガス
「……だから アッシは おっさんの手下になった覚えは まったく いっさい ないでがすよ!
「おのれ ドルマゲスめ!
自分の師匠を 手にかけるとは とんでもない悪党じゃ。
……いや 悪党なのは 知っておったが そこまでとは思わなんだ。
あやつ まるで 鬼か悪魔じゃな。
ルネイロと ユリマに 昔 何があったのかも気になるが とにかく 今は ドルマゲスじゃ!
さあ 奴を追うぞ! すぐ 追うぞ! 南を目指して レッツ ゴーじゃっ!
「こ これを ドルマゲスが やったというのか……?
何という 恐るべきチカラじゃ……。
奴に追いついたところで はたして これだけのチカラの持ち主をどうすることが できよう……?
……はっ! いかん。いかん。
弱気は禁物じゃ。わしらは 何としてでも ドルマゲスを捕らえねばならんのじゃ!
「ルネイロの言うとおりに ここまで来てはみたが……ドルマゲスの やつは どこへ行ったんじゃろうのう。
正直 この辺りの地理については不案内なのじゃ。たしか 村や港町が あったはずじゃと思ったが……。
「う~む……。
どこへ行って よいものやら まったく見当も つかんのう。
それにしても さっきの村を 後にするのは ちぃとばかし 気が 早かったんではないか?
「○○よ。
これから どこへ行くか 決まっておるのじゃろうな?
なに? ふむふむ……。
つまり その手紙に書かれていた 東の塔に 向かおうというわけじゃな?
ふむ……。
それで よいような気もするが ちょっと ストレートすぎるのが 気になるかの……。
「むむむっ!?
これはまた 小さな仲間が 増えたもんじゃな。
それにしても わしら ドルマゲスから どんどん 離れとりゃせんかと 心配じゃのう。
「……むう。
定期船で 海を渡ったのはよいが ドルマゲスの手がかりは 見つからん。
ともかく 聞き込みじゃ。
人の集まる場所で かたはしから 話を 聞いて回るのじゃ!
「トラペッタの辺りに来るのは また ひさしぶりじゃのう……。
だが 今は まだ 過去を振り返る時ではないな。
先を急ぐとしようぞ!
「気づけば わしと ミーティアを入れると 結構な大所帯じゃのう。
まあ 今のところ 人が多くて困ることもないわい。
「まだ ドルマゲスの手がかりは つかめぬのか……むう。
わしが このような 姿でなければ お前たちなど任せず 王の威厳で バッチリ 聞き込みするのじゃがな。
まあよいわ。
無能な家臣を責めても 仕方ない。
それなりに がんばれよ。○○よ。
「そういえば 思い出したわい。
このあたりには 昔 ごうつくばりで 女好きの領主がおったんじゃ。
ばくちで 身を持ち崩し 病で死んだ時には わしも 花を贈ってやったもんじゃ。
「な なんじゃと!?
ドルマゲスらしき道化師が 修道院に入り込んだというのかっ!
……奴め 今度は いったい 何をするつもりなんじゃ……。
こうしては おれん。
ククールとやらの言う通り 大急ぎで 廃墟の抜け道へ向かうのじゃ!!
「……そうじゃ。
マスター・ライラスも ドルマゲスに 家を焼かれ 殺されたはず。
橋に 火を放ったのも ドルマゲスの奴に違いない。
くそっ あの いまいましい道化師め!
!!
ええいっ! 何をしておる!!
さっさと ククールとやらを 追いかけんかいっ!
トロデ王
「ほほう。あのククールが わしの 新しい家臣になったのか!
ククール
「オレは しばらくの間 旅に同行するだけで 化け物ジジイの 家臣になった覚えはないぜ?
トロデ王
「うむ うむ。
むさいヤンガスより 見栄えがよい!
わしの威厳も 増すというものじゃ。
ククール
「聞けよ! おっさん!
「古来より 王が おしのびで 旅をする折には 左右に男をふたりと 若い娘を 連れるものと決まっておる。
そして 若い娘は 宿に泊まるたび 風呂に入る!
これが しきたりなのじゃ。
トロデ王
「街道には どうやら ドルマゲスの行方を知る者は いなさそうじゃな。
ゼシカ
「やみくもに歩いても 仕方ないわ。
町とか 村とか 人の多い場所で 話を 聞きましょう。
トロデ王
「よし!!
○○ ミーティア! 出発するぞ!
「なあ ○○よ。
お前はたしか 親も兄弟も おらんと言っておったな。
……ふうむ。
ゼシカは 兄と死に別れ ククールは あの通り仲が悪い。
わしと ミーティアの 幸せ家族っぷりを 見せつけては なんだか 悪い気がするのう。
「そうそう 亡くなった妻 ミーティアの母も まこと 美しく 聡明な女性であった。 おお うるわしの妻よ!
そなたが天に召された時 どれほど わしが 嘆いたことか!
○○よ!
パヴァン王を 元気づけてやるのじゃ!
最愛の者を失うは 半身を失うも同じ!
さあ いざ行かん!
「ほほう アスカンタの南に そのような 不思議な場所があるとは。
わしも 知らなんだ。
よし! 面白そうじゃ!
その丘の頂上まで 登ってみようではないか。
「本当に その町は わしが 入っても 大丈夫なのかのう?
ヤンガスの言うことなんぞ アテには できんでな。
ああ 不安じゃ 不安じゃ。
「ううっ。馬車なしで 外を旅するのは しんどいのう。
もう 足が痛くなってきたわい。
……いやいや そんなことより 姫の身が心配じゃ。
一刻も早く ミーティアを救い出さねば!
トロデ王
「やっと 姫を見つけたというのに なんで 洞くつなんぞに 行かねば ならんのじゃ! 納得いかんぞ!
ヤンガス
「落ち着いてくれよ。
おっさんの言うことも もっともだが ここは ひとつ こらえてくれ。
トロデ王
「ええい!
こうなったら わしが 話をつけてやる!
ゲルダとやらに 会わせろっ!
ゼシカ
「まあまあ。
姫様は 必ず 私たちが 取りもどすから トロデ王は ドッシリ構えててよ。
トロデ王
「むう……まあ ゼシカが そう言うなら ここは お前さんたちに まかせてもよいが……。
ククール
「トロデ王と 女盗賊ゲルダ。
……ワガママ王と ワガママ女王を 会わせなかったのは 正解だったな。
ふたりが 激突するところを 想像すると 背筋が凍るぜ。
「さあ ビーナスの涙は手に入れた。
そいつを持って さっさと あの女盗賊の家に 向かうぞい!
そして 一刻も早く ミーティアを救い出すのじゃっ!
「言っておくが わしは もう パルミドの中には 入らんからな。
これからは いつも通り 馬車に乗って 町の外で待つことにするぞ。
姫と離れるのは 不安じゃものな。
「パルミドの情報屋の話が まことならば わがトロデーン城のある 大陸に 不思議な船があるはずじゃ。
ドルマゲスの奴を 追うには なんとしても船が必要。
ここは 行ってみるしかないぞ!
トロデ王
「なつかしいのう……。
この空 この大地 すべてが 過ぎ去りし時を思い出させる……。
我が城 我が民よ うっうっ。
ミーティア
「……ヒヒーン。
ヤンガス
「なんでえ なんでえ。
おっさん 泣くなよなあ。
トロデ王
「う うるさいわい!!
これは 目がヨダレをたらして おるのじゃ! 泣いておらんぞ!!
「生まれも育ちもトロデーンの このわしじゃが 荒野の船など 見たことも 聞いたこともないぞ。
本当に 情報屋とやらは 信用してよいのじゃろうな?
「ほほう……ずいぶんと また 荒れ果てた場所に 来たものじゃな。
本当に 方角は合っておるのか?
しかし 知らなんだわい。
トロデーン城の近くに よもや このような荒野が 広がっていたとは。
「ふうむ。怪しいのう。
その 山小屋から見えたという 船っぽいもの。じつに怪しいのう。
うむ! ○○!
これは 王の命令じゃ。
その岩山まで わしを連れていけ!
ちなみに ただの岩だった場合 そなたは おしりペンペンの刑じゃ!
「トロデーン城を 探せば あの 荒野の不思議な船のことが くわしく分かるかも知れん。
……トロデーン城か。
もう ひさしく立ち寄っておらんが 城は…城の家臣たちは……。
…………。
急ぐぞ ○○よ。
いっこくも早く 船を手に入れ ドルマゲスの奴めを 倒すのじゃ!
「おい! ○○!
おぬしは いったいどこへ行く気じゃ?
わがトロデーン城へ 帰ったのは あの不思議な船のことを 城の図書館で 調べるためじゃったろうが!
ほれっ さっさと トロデーン城まで 戻るのじゃ!
トロデ王
「なんと それはまことか!?
図書室のあの影が いつぞやの 不思議な世界に通じていたと!?
うーむ……。
トロデーン城の一角に 住んでいるとなれば あの世界は わが国の領地。
そして あのイシュマウリも わしの家臣という事になるではないか!
ヤンガス
「どうして おっさんは すぐ 話が脱線するでげすか!
今は なんとかのハープを探すでげす!
トロデ王
「さすが わしじゃ。
かような不思議な家臣を持つ王は 世界中探しても わししかおらん!
ヤンガス
「おっさん ちっとは 人の話を聞けでがす!
「月影のハープとやらを 見つけだせば 荒野の船も動く。
そうじゃったな ○○よ。
わがトロデーンの宝物庫には そのような 楽器は なかったはず。
となれば 他国のいずこかじゃ。
これまでの旅路を たどれば 手がかりが つかめるやも知れん。
さあ 出発じゃ!
「なんと……!
月影のハープが 盗まれたじゃと!?
して 賊は!?
なにっ 追ってもおらんのか!
この ばかもんが!
さっさと 盗賊どもの 後を追って 月影のハープを 取り返してこんかい!!
まったく どんくさいというか 本当に ○○は 気がきかん。
わしも あきれたわい!
トロデ王
「ほお……こんな所まで あの抜け穴は 続いておったのか。
なんとも大した根性じゃ。
じゃが わしの月影のハープは 盗賊などには 渡せん!
○○よ 必ずや 取り返すのじゃ!
ククール
「いや ちょっと待て。
まだ月影のハープは パヴァン王の……
トロデ王
「のちに わしの物になるから いいのじゃ! まったく男のくせに 細かいことを言いおって!!
ククール
「あー はいはい すいませんねえ。
「盗賊め。とうとう追い詰めたぞ。
月影のハープは すぐそこじゃ。
さあ! 皆の者 取り返して来いっ!
トロデ王
「おお やったな!
月影のハープを手に入れた。
そう○○の顔に書いてあるわい!
よし。これで あとは わが家臣 イシュマウリに そのハープを渡すだけじゃ。
ゼシカ
「だから なんでいきなり 家臣になってるのよ?
トロデ王
「わしの城に 住んでおるのじゃ。
わが家臣も同じであろう!
ゼシカ
「……トロデ王は置いといて。
とにかく 出発しましょう!
イシュマウリの元へ!
「この月影のハープがあれば 荒野の船を ふたたび 海まで 導くことができるはず。
そうすれば 西に逃げた ドルマゲスの奴めも もう逃げられん。
……いよいよじゃな。
さあ 行くぞ ○○よ!
イシュマウリの元へ!!
「この辺りに来ると 姫が さらわれた時のことを思い出すから どうも 気分が 落ち着かんわい。
あのような事件は もう二度と 起こってほしくないものじゃ。
「わが祖先が あの荒野のことを 書き記しておいて下さらねば 船は 手に入らなかった。
感謝いたしますぞ。
代々のトロデーン王よ。
願わくば 我らにチカラを……。
トロデーン国に いや 世界に厄災をもたらす 悪党 ドルマゲスを倒すチカラを与えたまえ。
「ここまで来たからには ぜひとも あの女神像に お祈りしてゆかねば。
ほれ 船からも よう見えたじゃろう。
あの大きな女神像のある神殿じゃ。
なにしろ あの大きさじゃ。
そのへんの しょぼい教会とは ご利益が 違うはずじゃ!
「これ ○○!
わしの分も ちゃーんと 女神像に お参りしてきたろうな!?
→はい
「うむ。ならばよい。
よくやったな ○○よ。
これで 次はカジノで 大当たりが出るはずじゃ!
→いいえ
「このアホタレめ!
わしとミーティアが 一日も早く 元に戻れるよう さっさと祈って来い!
ちなみに おさいせんは お前の こづかいから出すのじゃ!
よいな ○○よ!
「おお そうじゃ!
せっかく ここまで来たからには サヴェッラ大聖堂に お参りせねば!
なにせ サヴェッラといえば 世界中の教会と神父をまとめる 総本山。
御利益も世界一に 決まっておる。
さ 行くぞ ○○よ!
「あの煙突は 法皇様の館へ通じる 空中通路だったと言うのか。
ほおーっ 大したもんじゃ!
呪いが解けた あかつきには ぜひ トロデーン城にも 同じものを 設置したいのう。
「ここにも ドルマゲスは おらなんだか……ふうむ。
沈んでおる暇はないぞ ○○よ。ここでなければ 別の場所を 探すのみ!
こうしている間にも 奴は 罪無き人を 殺めるやも知れぬ。
さあ 船に乗り込め! 出発じゃ!
「地図で 見たところ この大陸も かなり広そうじゃな。
これだけ広いとなると 歩いてドルマゲスを探すのは 骨じゃわい。
なんか よい手はないもんかのう。
「じつに ラッキーじゃった!
ドルマゲスの行き先に 見当がついて わしも心強いわい。
すこし前は こっちの方へ ヤツが向かったことしか 分からなくて 心もとなかったからのう。
「どうしても 行きたいというのなら 止めはせんが 山に登ったところで わしらが得るものは 何もないと思うぞ。
「こうなる前の わしはな 明るくて ほがらかな 今とは別人の 人間大好きっ子だったんじゃ。
でも最近は 人目につかん場所を 好むようになったわい。呪われた姿を 人目にさらすのが つらくてのう。
「姫に代わって わしからも頼む。
○○よ。ひまを見て たまには姫をふしぎな泉に連れていってやってくれ。
くちには出さぬが 姫も皆と 話したがっておるはずじゃからな。
まあ ふだんは馬だから 思いを くちには出せんのだが……。
「さあ ゆくぞ!
目指すは ベルガラックの北。
ドルマゲスの向かった島じゃ。
「草の根をわけてでも ドルマゲスを 探し出すんじゃ。
そして ヤツを ぶちのめすぞい!
「くうぅ おのれ。
面と向かって バケモノ呼ばわりとは なんて 無礼なヤツじゃい!
「わしを バケモノと言い切った ヤツらのそばになんぞ いたくない。
とっとと 引き返すぞい。
「はやく 王家の山へ 急ごうではないか。
チャゴス王子の儀式を すませないと わしらが必要としている 魔法の鏡は 手に入らないんだぞ。
「王子の言うとおり 王家の山がある 東へ向かうぞい。
「いろいろあったが 約束どおり 魔法の鏡がもらえて よかったのう。
これまでの 苦労の数々が 走馬灯のように 目に浮かぶわい。
「頼むぞ お前たち。
ドルマゲスを倒して 家宝の杖を 取り返せば 呪いが解けるんじゃ。
ドルマゲスを倒すことが トロデーンの民を 救うことにもなる。
だから なんとしても ヤツを倒すんじゃ。
「くそう ドルマゲスも 本当にやっかいな場所に 立てこもってくれたもんじゃ。
あやつのせいで あちこち かけずり回されてると思うと はらわたが 煮えくり返ってくるわい。
「やれやれ サザンビークで 手に入れた鏡が 二セ物とかでなくて 本当に良かったわい。
しかし 太陽の鏡を 復活させるには 一筋縄では いかんようじゃのう。
「遺跡の結界を破れば あとは ドルマゲスを 倒すだけじゃな。
わしらの 苦難の旅も ようやく 終わりが見えてきたのう。
「さあ 闇の遺跡へ 向かうぞい。
遺跡の結界を破った 今こそ ドルマゲスと 戦うときじゃい。
トロデ王
「ゼシカの足取りをつかみ 一刻も早く 発見するんじゃ。
わしは 忘れておったのだ!
だいじな家宝の杖を ゼシカに あずけたままにしておいたのを!
あれを なくしたとあっては ご先祖さまに 顔向けできんぞい。
ヤンガス
「おっさん なに言ってるでがすか。
そんな こっとう品なんかより ゼシカの 身の方が はるかに心配でがすよ。
「皆で これからのことを 話し合おうとした矢先に ゼシカが いなくなってしまうとはのう。
ドルマゲスにかけられた 呪いは 依然として 解けんままだし まったく 踏んだり蹴ったりじゃな。
「なるほどのう。
ゼシカは 出身地である この辺りに 帰ってきてると読んだか。
犯人は 必ず現場に戻ってくると よく言うしのう……。ふむふむ。
「あの関所を 強行突破したのは まさか……いや しかし…… いや 待て……そんな まさか……。
ええいっ!! グジグジと 考えたところで どうにもならんわっ!!
前進あるのみ! さあ 行くぞっ!!
「ふ~む……?
妖気に満ちたゼシカが 町を襲っておったとはのう……。
正直 ワケがわからんが はっきりしてるのは ゼシカは また この町に来るということじゃな?
ならば そのタイミングを 逃さんように 気をつけねばな……。
「なんじゃとっ!?
クラン・スピネルは はるか昔に 像に 埋め込まれたじゃと?
そして その像の作り手が リーザスなる女性か……。
……む? 今ちょっと なんか ひっかかったのう。
トロデ王
「なぬっ!? クラン・スピネルを 手に入れた!? よっしゃ でかした!!
ならば 先を急ぐぞ…… むむむっ どうした ヤンガス なにやら 浮かぬ顔じゃのう。
ヤンガス
「アッシは 兄貴以外の人間に 使われるのは がまんならねえのよ。
それが あんな いばり虫の 大デブに 使われてるとあっちゃあ 腹が立つのも 当然ってもんよ。
トロデ王
「見た目は お前も たいがいじゃろうが…… まあ くさるでない ヤンガスよ。
今は ゼシカを魔の手から 救い出すことが 肝心なのじゃ。くれぐれも かんしゃくを 起こさんようにな。
ヤンガス
「おう。わかってるぜ。
トロデ王
「よもや あの杖こそが 暗黒神ラプソーンを封じた 封印の杖であり ドルマゲスをも 操っていたとは……。
トロデーンの王として わしゃあ 自分が 情けないぞぉ~!!
ヤンガス
「たしかに 自分の国のお宝が どんなモンか 知らなかったってのは どうかと思うでがすよ。
おかげで こっちは 余計な苦労をするハメになったでげす。
ククール
「たしかに それさえ わかってりゃ 少なくとも ドルマゲスを倒した時点で 杖を回収できたからな。
つまり トロデ王のうかつさが ゼシカに 暗黒神をとりつかせたとも言えるわけだ。
トロデ王
「こいつらは……。
失意の者を前にして 少しは なぐさめるとかできんのか!?
何という 薄情な連中じゃ。
ええい! もう いいわい!
「あんまり 慌てすぎずに 時には のんびり行くというのも 兵法のひとつと 言えるかもしれん。
しかし ○○のペースに合わせていると 正直 寿命が 尽きてしまわんか 心配になるわい。
「な なんじゃ この吹雪は!?
こんな中 見知らぬ土地を進んでいったら 本当に 凍死してしまうぞ!
どこか 吹雪がおさまるまで 休める場所があれば よいのじゃが……。
トロデ王
「どうやら 姫も ヌーク草を 食べたようじゃな。すっかり 寒さが 気にならなくなっている様子じゃ。
まったく メディばあさんには 世話になったもんじゃ。これも わしの人徳のおかげと言ったところかな。
ヤンガス
「おっさんに人徳なんてものが あったとは 初耳でがすよ。
「はて? わしらは 今 どこを 目指してるんだったかのう?
黒犬やら 薬師やら 目的が多くて 何から先に 手をつけてよいのか わからなくなってきたわい。
「オオカミどもに 囲まれた時は 正直 どうなることかと思ったぞ。
もし お前たちが 戻ってくる前に 奴らが おそってきてたらと考えると ゾッとするわい。
トロデ王
「わしは グラッドの行動には あまり 賛同できんな。
他ならぬ 母親の危機なのだぞ。
あんな風邪ひきバカなんぞ ほっといて すぐに 駆けつけるべきではないのか?
ヤンガス
「そりゃ ちがうぜ おっさん!
グラッドのだんなだって 自分の母親のこと 心配してねえはずはねえ。
その私情を押し殺してこそ 自分の職務を 全うしようとするのが 男の生き方なんじゃねえか!
ゼシカ
「ちょっと! 今は そんなことで 言い争ってる場合じゃないでしょ!
メディおばあさんの家に 急ぐわよ!
トロデ王
「わが娘 ミーティアよ。
こうして 船を手に入れられたのは すべて そなたのおかげじゃ。
ミーティア
「ヒンッ!
トロデ王
「この広い海の果て 西の彼方にいる ドルマゲスを わが家臣が倒せば 呪いも解けるはず。
その時まで……どうか もうしばらくの間だけ 耐えておくれ。
わがいとしの娘よ。
「黒犬は 逃げてしまったし もう この雪国には 用はあるまい。
さっさと 立ち去るとしよう。
いいかげん ヌーク草の効果も切れて また 寒くなってきたしのう。
「犬の身を借りるばかりか 今度はその犬に 羽を生やすとは…… もう なんでもありじゃな。
とにかく くじけたら負けじゃ!
さあ あの黒犬を追っかけるぞいっ!!
「オークニスでの惨劇を これ以上 繰り返しては ならん。
黒犬めを…あの化け物を 止めるのじゃ。
ラプソーンめ……。
空を飛んで逃げるなど 卑怯な。
むう……。
トロデ王
「さ さっきの大きな影は いったい なんだったのじゃ?
影しか 見えなかったようだが……。
ヤンガス
「アッシには あの影 大きな鳥みたいに 見えたでげすよ。
襲ってきたわけじゃないし 魔物でも なさそうだったけど でも ありゃあ いったい……?
ククール
「とにかく 影しか見えない鳥が 現れるなんて オレたちは どうやら とんでもない島に 来ちまったようだな。
「う う~む こんな 怪しげな島に 上陸して 大丈夫なんじゃろうか?
かと言って 姫とふたり 船で 待っておるのも 不安じゃし……。
え~い 仕方ない。先へ進むぞい!
「何をやっておる!?
今は とにかく あの影を追うのじゃ!
早くせんと 見失ってしまうぞ!
トロデ王
「うぬ~。レティスの奴め いきなり 襲いかかってきおって!
○○よ。
相手は 神鳥だか 何だか知らんが 今度こそ 負けてはならんぞ!
そして わしら 人間様のチカラを あの鳥に 知らしめてやるのじゃ!
ヤンガス
「人間様ねぇ……。
トロデ王
「なんじゃ 貴様っ!
何か 言いたいことでも ありそうじゃな?
ヤンガス
「いや 別にぃ~。
ただ おっさんは 自分じゃ 戦わねえから 気楽だなあと 思っただけでがすよ。
「う~む。
レティスが 暴れていたのには そんな理由が あったとはな……。
子を思う 親の気持ちは 人も 鳥も 同じじゃ。わしには レティスの思いが 痛いほど わかるぞい。
「しかし 闇の世界への扉が 閉じてしまわなくて よかったのう。
これなら いつでも 闇の世界におもむき また レティスとも 会うことができるぞい。
「闇の世界か……。
おどろおどろしい名前のわりには 色がない以外 さほど 奇妙でもないな。
とても かつて 暗黒神ラプソーンを 生み出した世界とは 思えぬ。
……いや 奴が 光の世界で 封じられているからこそ こちらも それなりに 平和なのじゃろうな。
トロデ王
「ふっふっふ……。
ぐふふふふふふ……。
世界中 どこを探しても 神鳥レティスを家臣にした王は このトロデしか おらんっ! ぐはは!
ヤンガス
「おっさん おっさん。
別に レティスは家臣には なってねえと 思うけどよ。
トロデ王
「なにを言うか!
ひとめ会ったら友達で 会話をしたら みな家臣! これがトロデーンの掟じゃ!
ヤンガス
「そうだったのかー!!
ゼシカ
「相手しちゃダメよ ヤンガス。
トロデ王の言うことは 基本スルー。
それが この旅を乗り切る知恵よ。
ヤンガス
「そうだったのか……。
「しかし 闇の世界への扉が 閉じてしまわなくて よかったのう。
これなら いつでも 闇の世界におもむき また レティスとも 会うことができるぞい。
「聡明にして 賢き王 トロデの導きにより ○○も 空を飛ぶチカラを得た。
にっくき暗黒神のやつめも これでもう 逃げられん!
飛べ ○○よ!
大空高く 舞い上がり 奴を 追いかけるのじゃ!!
「空も海も そしてむろん大地も くまなく 探しておるのじゃが 奴め 姿を見せんのう。
ラプソーンの奴 いったい 何を 考えておるのじゃ。
不気味じゃ……。
「まったく ○○は 本当に お人好しじゃのう。
わしらも 旅の途中だってのに 護衛の仕事なんぞ 引き受けおって。
「この辺りに来るのは はじめてじゃな……。鳥に姿を 変えなければ 来られんかったじゃろ。
しかし すごい森じゃな……。
この先に 何かあればよいが 何もなかったら ちょっとショックじゃのう。
「とうとう わしとミーティアも 元の姿に 戻れるのじゃな。
うっ うっ 長かった 長かったぞ!
さあ 行け ○○よ!
みごと 暗黒神めを 倒したあかつきには たーんと ほめてつかわすからな!
「たしかに このあたりに 黒犬が降りたと思ったのじゃが……。
ふうむ おらんようじゃな。
仕方がない。今いちど 鳥の姿になって 空から探すのじゃ!
ここで 奴を逃がすわけには ゆかんぞ!
トロデ王
「お前たちが いつまでたっても 戻ってこんから おかしいとは 思っておったのじゃ。
じゃが よもや 煉獄島に 捕らえられておったとは。
……マルチェロめ。
しかし 再び会えてよかった。
お前たちが おらんと どうも 落ち着かんからな。うむうむ。
ミーティア
「ヒヒーン!
「法皇様の葬儀も そこそこに 聖地ゴルドでは 新しい法皇の 即位の儀式が 行われるそうじゃ。
……おお そうとも。
お前の予想は 当たっておる。
わしらは 止めねばならぬぞ!!
「美しかった聖地ゴルドが…… 無惨なものよのう。
わが城も そして聖地ゴルドも ラプソーンに 変わり果てた姿に されてしもうたのか。
ゴルドの民の無念を かわりに 晴らすためにも!
○○よ 必ずや 勝つのじゃ!
「ええいっ!
今さら こんな所で グズグズと しゃべってる場合じゃないじゃろう!
決心が鈍らんうちに あの空飛ぶ 建物に 乗り込んでしまうぞい!!
「賢者の末裔たちは 今ごろ 天国で わしらの様子を 見守っているんじゃろうか。
それとも ふがいないと お怒りなのじゃろうか。
……まあ どっちでもええわい。
死んだ人間には 何もできん。
今 暗黒神から 世界を救えるのは ○○たちだけなのじゃ!
さあ グズグズするな。
敵は頭上で 我等を待ち受けておる!
行け! わが家臣 ○○よ!
トロデ王
「わしの妻 亡き王妃は ミーティアにそっくりで まこと 国いちばんの美しさじゃった。
その白いたてがみ 上品な長い顔…ん?
ミーティア
「ブルブルブル…
トロデ王
「ミーティアや! ほ ほんのジョークじゃよ!
場をなごまそうとしただけなんじゃ!
「気をゆるめるでないぞ。
魔物の気配が 強まっておる。
強敵がひそんでいるやも知れぬ。
このあたりで 腕だめしして もし たちうちできぬようなら 逃げることも 大切じゃ。
「暗黒神が ベルガラック周辺を 滅ぼしたら 世界中のギャンブラーが むせび泣くハメになるじゃろうな。
「そういえば この近くには ふしぎな泉があったのう。
最後の戦いの前に 姫も お前たちに なにか言いたいことが あるかもしれんし 行ってみるか?
「チャゴス王子と 一緒だったとき わしが トロデーンの王であることを 内緒にしてくれたこと……感謝しておるぞ。
もっと早くに 言うべきだったが いつも バタバタしていて なかなか 礼を言う機会がなかったからのう。
「暗黒神が 復活したとはいえ 今は まだ それほど平和なときと 変わっておらんが……。
今より もっと魔物が狂暴化し 群れをなして おそってきたら こんな 山小屋 ひとたまりもないぞい。
「いまいましいドルマゲスの 眠る島なんぞに 用はないはずじゃ。
はよう ラプソーンを倒しに行くぞい。
「ぶつぶつ……
ぶつぶつぶつぶつぶつ……。
ぶつぶつぶつ……。
わしに 話しかけるでない……。
今 わしが念力で 暗黒神に 大ダメージを与えておるのじゃ…ぶつぶつぶつ……。
「おぉぉぉ……寒い! 寒いぞぉ!
なんで 今さら この雪国に 来なくちゃならんのじゃ?
持病の神経痛が ぶり返すではないか!
「いかに 岩壁に囲まれ 周囲から隔絶した 神鳥の島といえど ラプソーンの脅威からは 逃れられまいな。
むしろ レティスゆかりの地として 真っ先に ねらわれるかもしれん。
う~む そうなると 怖いから 早く この島から はなれるとしようぞ。
「なんじゃ? ラプソーンの復活を レティスに報告するつもりか?
だが レティスは 闇の世界から 出られんのじゃろう?
報告して どうなるとも思えんが……。
「この世界の西には 大きな大きな 大陸がある。
そして いくつもの町がある。
そのうちのひとつに 我がトロデーンとも ゆかりの深い 王国があるのじゃが……。
いや 今はやめておこう。
まずは ドルマゲスを追うのじゃ!
「サザンビークといえば 我がトロデーンの 友好国であり ミーティア姫の 婚約者がいる国でもある。
もし わしが人間の姿なら 鏡を借りられるよう くち添えできるが あいにく今は こんな姿じゃ。
サザンビークの 王や家臣が わしと姫の 今の姿を見たら 大事な結婚が 破談になりかねん。
そんなわけで できれば 内緒にしておきたいんじゃ。すまんが わしの助けは あてにせんでくれ。